スマートフォンの進化と携帯向けホームページ制作の未来(1)

夏モデルのAndroid携帯 Xperia Acroを買おうと思っているtakaです。

スマートフォン用のホームページ制作の問題点と今後の動向

携帯向けホームページを制作する上での問題点が、今スマートフォンの進化とともに
解決に向かっています。

パソコンで閲覧するホームページとスマートフォン用のホームページの相違点として、
大きく考えると「通信速度」「文字サイズ」「フラッシュの対応」などがをあげられます。

1、通信速度が遅い

スマートフォン用のホームページをつくる上での一番大きな問題として「通信速度が遅い」という問題があります。パソコン用に作られたサイトを携帯で表示すると、非常に長い時間を要して大きなストレスになります。

今までは、この問題を解決する為に、スマートフォン専用ホームページでは、
パソコン用とは別にファイルサイズの小さな画像を用意するなど
ページ全体のファイルサイズを縮小したページの容量を抑えたページを制作してきました。

2、文字サイズの問題

次に「文字サイズ」に関してですが、これはスマートフォンの画面が小さいことが要因です。

通常のパソコン向けホームページをスマートフォンで閲覧しようとした場合、文字が小さすぎて読みにくいため、その都度画面を拡大したりする必要があります。

この問題の対処として、スマートフォン専用のホームページを制作する際は、ページのサイズと文字サイズのバランスを考慮し画面を拡大しなくてもすむように制作する必要がありました。

3、iPhoneでフラッシュの表示ができない

iPhoneやiPadでは、Flashを閲覧する事ができません(アプリを使えば別ですが…)
これは、ホームページの問題ではなく、特に画像系ソフトで競合状態にあるアドビシステムズとアップルとのビジネス上の問題が根幹にあり、アップルの開発するiPhone、iPadの基本仕様でFlashを認めていません。

そのため、スマートフォン専用のホームページを制作する際は、「Flashを使用せずに動的効果を演出するか、静止画にするか・・」しかありませんでした。

スマートフォン専用のホームページを制作する上で、上記以外でもJavaの問題や機種ごとに微妙な問題があるかと思いますが、大きな問題は、上記の3つかと思われます。

上記の問題を解決するために、パソコン閲覧用とは別に
スマートフォン専用のホームページを制作したり、
さらには、ガラケー向けにもホームページを制作したり
結果として、3タイプのホームページ開発が必要になったりする事もあります。:body_deject:

これは、開発者にとっても大きな負担ですし、ホームページの開発コストも高くなります。

スマートフォンの急速な進化

上記のような携帯向けホームページを制作する上での問題点が、今スマートフォンの進化とともに
解決に向かっています。

携帯の高速化競争

最近のスマートフォンは、Wi-Fi は当然です。
会社や自宅、屋外でもアクセスポイントのある場所ならパソコンと同等な通信が可能です。

Wi-Fiの使えない地域での回線速度がネット閲覧時の問題となっていましたが
NTTでは、今月からFOMAハイスピードがスタートし受信時最大14Mbpsの高速パケット通信が可能になりました。

さらに、LTEの通信規格であるXi(クロッシィ)をスタートしており
携帯での通信速度が受信時最大37.5Mbps、一部エリアでは受信時最大75Mbpsという光なみの通信速度となる予定です。

携帯の通信速度が光なみの高速通信になる :yosya:

現在は一部エリアへの対応ですが、2011年度中に全国へ拡大の予定のようです。
またドコモに続いて2012年にはKDDIやソフトバンクモバイルも同様のサービスを開始すると発表しています。

スマートフォン も、秋以降から発売されるものは、Xi 対応機種となるようです。

この携帯の高速通信の普及によって、携帯向けホームページを制作する上での最大の問題点である「通信速度が遅いという問題」が解決されようとしています。

記事が長くなりましたので
残りの2つの問題については、次回に記載したいと思います。

それでは、また:sayonara:

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