先週、Xperia acro(SH-02C)を購入して、やっとスマートフォンユーザーになったtakaです。
3/11の震災以後の経済状況を展望する
さて、地震から4ヵ月経ちましたが、今なお本格的な復旧には程遠い状況です。
おまけに政治も迷走しており、いまだ未来図が描かれていません。
1000年に一度と言われる大地震、東北地方沿岸部を襲った大津波、そして先行きの見えない原発事故と誰も予測できないような惨事が日本を襲いました。
1995年の阪神・淡路大震災では、日本経済は比較的短期に回復軌道に入りましたが
3/11の東日本大震災は、損失の規模も違いますが、日本のポテンシャルも当時より疲弊していて
とてもこれから順調に回復していくとは思えません。
政治の迷走は酷いものですが、それ原因には、増え続ける財政赤字でお金がない事が根底にあると思います。
日本はどうなっていくのでしょう?
これからいったい、日本はどうなっていくのでしょうか?
復興が対策が遅いのは、政治的な混迷もありますが
震災復興予算が、第一次補正4兆円、2次補正2兆円にとどまっていて、十分な財源がなくて、
そのため、震災地の復興計画が進まないというのが一番の原因のようです。
2011年度の予算は92兆円、税収は41兆円ぐらいを予定していたのが、地震の影響で税収は大幅減は確実でしょう。
今年の借金だけでも50兆を超える金額です。
税収が40兆にも満たないのに、1000兆円もの借金を返す事などとうていできないと思われます。
過去にこれほどの借金をした国が、その借金を返した歴史もありませんし、それができるならギリシャも借金を返せるでしょう。
その借金のほとんどが日本国債となって積み上がっています。
ヘッジファンドなどは、日本国債の暴落はもはや時間の問題と見ているでしょう。
日本の財政はぎりぎりの綱渡り状態なので、震災の復興で新たな借金を積み増せば
国債が暴落し金融システムが決定的に崩壊してしまう可能性を含んでいます。
1000年に一度という天災が実際に日本を襲いました。我々はそれを目にしました。
経済でも、天災と同様にこの想像を絶するような国家破綻の波が、大津波のように襲いかかってくる事も現実としてありえるでしょう。
今、円高と、国債の金利低下が、同時に起こっています。
本来なら震災の被害や巨額な国家の負債で、円安や国債の金利が上がってもおかしくないのに
逆に下がっています。
何か作為的な仕掛けが動いているように感じます。
国債の暴落を仕掛けているファンドにとっては絶好の機会ですね。
次回は、原発の問題を考えてみたいと思います。