takaです。
Hasegawaさん。アメリカの不動産業界の実態とその影響をとらえた思慮深いコメントを頂きありがとうございます。新聞マスコミでは得られない情報だと思います。みなさまも読んでみてはいかがでしょうか?
サブプライム問題の続きです。
昨日、「円が99円に突入」という記事が発表されていました。
正確には、円とユーロが上がっているのではなく、米ドルだけが下がっているという状況かと思います。
(ドル崩壊の序曲かも??):gaaan:
米大統領も先週、公式に経済が苦境にあると認めました。
サブプライム・ローンとオルトAローンに関連する「高利回りの証券」は、現在、停止状態にあるようです。
さらに問題なのは、優良ローンとされてきたプライムローンやAAAの格付けであった住宅担保証券の市場価格が、40%程度にまで下落していることです。
優良ローン(と言われていた)も、住宅価格の下落によって、信用度でサブプライムと変わりがないと、市場が評価したという事でしょう。
米国主要都市の住宅価格指数過去10年程で、約3倍に値上がりしてきました。
つまり、完全なバブルです。長期トレンド見れば「上げすぎたモノは、必ず下げます」
すでに米国のカードローンは、ローン破産の増加から、サラ金並み金利(25%程度)に上がっているようです。借金を増やせないと、米国の世帯は、購買を増やせません。
つまり、消費が中心のアメリカ経済の景気減速は確実だという事です。
しかも、不動産バブルは、アメリカ以外にヨーロッパ、中国まで広がっているので、FRBや主要国の金融当局が協調して、マネーを供給し続けても信用収縮は止められない規模だと思います。
信用収縮は、株式市場の暴落と資源さらにコモディテイ商品のインフレにつながり、特に基軸通貨ドルの下落に繋がるのは確実です。
ドルの下落で済むうちは、良いのでしょうが、「基軸通貨ドルの崩壊」まで進む可能性もあるかと思います。
「基軸通貨ドルの崩壊」が起きた場合、ドル経済にどっぷり浸かっている日本も大き過ぎる損失を受ける事と思います。
この不動産バブルを仕掛けた人達は、バブル崩壊後のシナリオまで想定して仕掛けたとすれば
本当に怖いことです。(見方を変えれば賢いのかも??)
ドル崩壊も彼らのシナリオの1つなのでしょうか??