今年の夏に発売されるらしい「iphone5」の液晶パネルは、高解像度の液晶パネルを採用するらしい。
現在の「iphone4s」の解像度が960×640ドット、326ppiが、「iphone5」では、400ppi程度になるとか?
このアップルの新型の「iphone5」には、シャープ製のIGZOと呼ばれる半導体を使う液晶パネルが採用される見込みのようです。
小型液晶パネルでは、日本の技術は確かに優れているようですが
将来的に、韓国勢が支配する有機ELと競争できるのでしょうか?
有機ELディスプレイとの競争
現時点では、解像度を比較すれば、液晶の方が高解像度と言えるようですが
今後、有機ELディスプレイと戦っていけるのでしょうか?
有機ELは電極の間に有機EL素材を挟むだけの構造で、液晶やプラズマに比べて、構造は、非常に単純らしく、自分で発光するのでバックライトが不要で液晶より薄く製造でき、消費電力も少なく、コントラストも優れているようです。
現在、素材の寿命や価格が問題のようですが、技術改良が進み、充分に大量生産されれば、液晶よりも安くなる可能性もあるようです。
日本の液晶産業は生き残れるのか?
そうなると将来は、iphoneやandoroido携帯も有機ELディスプレイを採用する可能性は高いように思います。
ギャラクシー携帯などに使われていますが、小型有機EL市場はサムスンの独壇場です。
いつまで、韓国勢が支配している有機ELと液晶で競争していけるのか?
現在、小型液晶の出荷金額では、シャープや東芝が上位にいるようですが、
液晶テレビでは、韓国、台湾に完全に敗れてまさに窮地に追い込まれた状況です。
日本は、サムスンが有機ELへのシフトをする中、高解像度液晶に集中する道を選ぶのか、
それとも有機ELへ舵をきるのか? また、有機ELに投資する余力があるのか?
韓国、台湾に敗れて窮地に追い込まれてきた日本の液晶産業は、生き残っていけるのでしょうか?