スマホの買い替えを考えているTakaです。
日本の家電メーカーがズレテいると感じる瞬間!
先日、そろそろスマホを買い替えるつもりで、家電店に行きました。
現在のスマホの後継機のソニーのXperia Z1を第一候補と考えて店にいきましたが、
実際に手に取ると買い替える決断はできませんでした。
今さら、Iphoneの画面サイズはネット閲覧には、小さ過ぎると感じますが
ソニーのXperia Z1(高さ44mm×幅74mm×厚さ8.5mm)を手に取ると大きすぎるし重すぎます。
(※同程度の画面サイズですが、サムスンのGALAXY は、そう感じさせません。)
男性でもそう感じるのですから、女性はなおさらでしょう。
身の回りでもXperia Z1を買おうと思っていたスタッフも同様に感じたそうです。
確かに基本機能は、ガラケーの機能も継承しているしフルスペックです。
特にカメラ機能は優れていますが、そこまでの使い方はしないだろうという機能を売りにしています。
この瞬間に感じたのは、日本の家電メーカーは、未だにお客のニーズより
自社の掲げる高機能を優先していて、まったく懲りていないと言う事です。
Iphoneでさえ、安価版を販売したのに、価格もどこも横並びで、新商品が出ても大きな変化はありません。
サムスンに負け続けている最大の原因は、顧客ニーズと商品のズレであると感じていない気がします。
スマホは、世界で急成長しているのに
IDCの発表によると
世界の携帯電話端末全体に占めるスマホの割合は55%に達したそうです。
今後も各社の新製品発売が追い風となり、好調な販売が続くと予想していて
2013年は通年の出荷台数が初めて10億台に達するそうです。
新興国での取り組みが明暗を分ける
メーカー別のシェアでは、トップの韓国サムスン電子は上位機種から低価格帯までを幅広くそろえる戦略が成功し、出荷台数が前年同期比41%も増加したようです。
OSではアンドロイドのシェアが8割程度になったもようです。
ちょっと世界とは違う日本のニーズ
2011年10月のデータによれば、日本のスマートフォン利用の割合は、61.5%が男性、38.5%が女性となっていて
年齢別にみると、51.8%と実に半数以上が35歳以下のユーザーで、特に25歳から34歳が多いようです。
居住地域別に見ると圧倒的に関東甲信越居住となっているそうです。
つまりは、都心部に住む若い男性の多くが、スマートフォンを使っていると言う事です。
裏がえせば、
地方に住む人、年配の人、女性の多くは、ガラケーを使っていると言う事になります。
またこれからは、年配の人、女性、地方に住む人に使いやすいようなスマホが発売されば、日本では売れる可能性があると言う事だと思います。
サムスンやLGは日本のモノマネをやめ、
顧客ニーズに合わせたから躍進を遂げた!
日本の家電メーカーが世界を凌駕したと勘違いしていた頃、サムスンは、通貨危機や財閥解体に直面し、
危機に直面したサムスンがとった戦略は、今までの日本のマネを止めて、日本と競合しない市場を開拓し、機能や仕様を現地向けに開発することだったそうです。
グローバル化、デジタル化といった変化に正面から向かい合い、地域のニーズを的確にとらえた商品開発により、サムスンやLGは新興国だけでなく、欧米でもシェアを伸ばしています。
今や日本の家電メーカーとの地位は逆転し、日本を凌駕し、圧倒的な存在感を示しています。
サムスンは変化できて、日本の家電メーカーは未だ変われない
サムスンも危機に直面して、会長の絶対的な権限のもとで大きな軌道修正をなしとげましたが
今の日本の家電メーカーは、TOPの権限が低く企業内の内部統治に翻弄され大ナタをふるえないのでしょうか?
創業者が生きていたら、今の状況をどう思ったのでしょうか?
いずれにしても、残念ですが商品や価格に大きな変化が生まれていないので
当面、日本の家電メーカーが復権する事は無いように感じます。
結局買い替える機種が決まらないので、しばらく現状維持になりそうです。