ALWAYS 続・三丁目の夕日

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を観てきました。

貧しいけど、明るく前を向いて走っていた時代。
なんか~いいですね。
心温まる映画でした。

時代設定は、昭和34年だそうです。

東京オリンピックの開催前の、日本が高度経済成長時代に足を踏み入れることになる時代です。

食べる事も豊かではなく、ライスカレー(今は、使わない言葉ですが)がご馳走だった頃。
貧しかったけれど、家族や隣人との関係が温かだった時代です。

そこで一生懸命に生きている人たちのごく普通の日常を描いた映画です。

電信柱や看板、建物、ミゼット、冷蔵庫、タバコ屋、駄菓子屋、俳優さんが着ていた衣装、
どれも完全に詳細に再現されています。

「当時の町並」「上野駅」や「こだま」・・・などのシーンの最新鋭のVFXを
使っているのでしょうが、見事です。

昭和30年代にタイムスリップしているように感じられる程です。
 

● 時代のスピードが速くなり始めた頃

自転車→3輪(ミゼット)→自動車

テレビ、洗濯機、

東京タワー、高速道路、新幹線、

この頃から時代のスピードが急加速したのかもしれません。
 

 ● 無くした物と得た物

昭和34年の映画館は、超満員です。

今は、21時を過ぎても映画館のあるショッピングモールは、多くの人であふれているけど、
でも、「三丁目の夕日」を見ている今の映画館(シネコン)は、ガラガラです。

(これで経営成り立つのかと心配するほどの10%ぐらいの客数です)

人々の生活も多様化しています。

この時代の変化の中で、何を得て 何を無くしたのか?
 

● 裏返せば、今が未来のALWAYS

半世紀前を現在から見れば、とても懐かしい「古き良き時代」に見えます。

でも、50年後の今から見れば(10年で十分かもしれませんが)今が、「古きよき時代」かもしれません。

数十年後には、復元できないほどに地球環境も壊れているかもしれない。

昔は良かったと振り返るよりも、三丁目の夕日の人々のように、
今を一生懸命に生きていきていくしかないようです。

人は過去も未来も記憶や推測でしかない、

人は今しか生きられません。

 

みなさんも「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を観てみてはいかがでしょう?

いい映画ですよ。

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