二日連続都内に出没したYu-ichiです
相変わらず都内は人が多いですね。
そのぶん、美味しいお店も多いですね。
さて、本日は8月13日のWindowsアップデートでPCが起動しなくなるトラブルが発生する件についてです。
まず現象としては、Windows7または8を使っている環境で8月13日頃に配布された以下の更新プログラムを適用した場合に、再起動後PCが起動しなくなるという問題です。
【問題の更新プログラム】
・KB2982791
［MS14-045］カーネル モード ドライバーのセキュリティ更新プログラムについて（2014年8月12日）
・KB2970228
Update to support the new currency symbol for the Russian ruble in Windows
・KB2975719
August 2014 update rollup for Windows RT 8.1, Windows 8.1, and Windows Server 2012 R2
・KB2975331
August 2014 update rollup for Windows RT, Windows 8, and Windows Server 2012
幸い、自分のPCは無事でしたがまわりでは起動不能になった方が何人かおりました。
復旧方法としては、初心者には少々難しい操作でしたが以下のような感じです。
【復旧方法】
・セーフモードで起動
・コマンドプロンプトから「fntcache.dat」を削除して再起動
・起動したらレジストリエディタを起動して、
[HKEY_LOCAL_MACHINE]-[SOFTWARE]-[Microsoft]-[WindowsNT]-[CurrentVersion]-[Fonts]に移動
・[Fonts]を右クリックしてエクスポート（後ほど使います）
・[Fonts]のサブキーから拡張子（otf）のキーを削除
・再度コマンドプロンプトから「fntcache.dat」を削除
・コントロールパネルの「プログラムと機能」を開いて、「KB2982791」「KB2970228」「KB2975719」「KB2975331」をアンインストールして再起動
・エクスポートしておいた「Fonts」を復元
以上、とてもめんどくさい手順です。
なお、28日に修正版のプログラムがでたそうなので問題の無かったPCでも適用しておくことをオススメします。
この件については、詳しい対処方法や最新の情報が掲載されているサイトがありますので、一度チェックしてみてください。
http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2014/08/16/2982791-knownissue3.aspx
以前にもこの手の通称「罠パッチ」と呼ばれるものがありましたが、希なことではありますが、ほんと怖いですよね。
セキュリティ意識の高い会社等では、すぐに更新プログラムを適用するところが多いと思いますが、起動しなくなって業務が止まるなど損害がでてしまうこともありますので、2日くらい様子を見てから適用するようにした方が良いかもしれませんね。
