最近、散歩をしていて思うのですが、
秋になったのにトンボが飛んでいない、以前より確実に少ないように感じます。
以前にもミツバチなどの昆虫やスズメが減っている事を書きましたが、 どうやら、アキアカネも同じように激減しているようです。
以前の記事は → https://www.netimpact.co.jp/environmental-change/15075/
アキアカネお前もか?
なんと・・
10年間で、アキアカネの数が、全国的に約1000分の1にまで数が減少しているらしい。
アキアカネは、水田で孵化、生育するため、稲作の農法が変わった事により、 田植えの後、田んぼから水を抜く時期が早くなったことで、ヤゴが成長できなくなったこととか・・ 温暖化が影響で、暑さに弱いアキアカネが少なくなったのではないかという説も言われていたようです。
先日の日経新聞の記事で
先日の日経新聞の記事で、環境省が22日までに、稲作に使われる農薬が、トンボの生態に与える影響について初の実態調査に乗り出した。 との報道がありました。
やはり、赤とんぼ(アキアカネ)は、日本中で激減しているようです。
国がトンボの生息数の実態調査にやっと動いたようです。
環境省による調査は9月、農業用水が田畑から流れ込む全国7カ所の湖や沼などで 特定の農薬の残留状況とトンボの生息数との関係性を調べているようです。
ミツバチなどへの影響が指摘されるネオニコチノイド系や、ノミなどの駆除に使う殺虫成分「フィプロニル」を含んだ計8種類を調査対象としたようです。
来年3月まで調査して、各地の河川の水中農薬量も試算、トンボと農薬の影響を調査すようです。
農薬が原因でトンボの生息数が減っていると確認できれば、環境省は「農林水産省や農薬メーカーなどと、対策を協議していくとの事です。
ドンボなどの小動物が激減するような農薬は、めぐりめぐって人間にも影響するように思います。
海外では、既にネオニコチノイド系農薬の使用を制限している国もあるようですが
日本では、日本全国で発生しているミツバチの減少でも問題になっているネオニコチノイド系農薬などの規制がいまだに行われていません。
環境省には一刻も早く、小動物に有害な農薬の規制を進めて欲しいと思います。