Googleは、会話型人工知能「グーグルアシスタント」を搭載したスマートスピーカー「Google Home」を年内に日本で発売すると発表しました。
現在はアメリカやイギリスなど英語圏で販売していますが、新たに日本語など英語以外の言語にも対応させるようです。
最近、よく聞くようになったこの『スマートスピーカー』って何でしょう?
少し調べてみました。
「スマートスピーカー」とは?
「音声アシスタント」トは、アイフォンのSiriのように話し言葉での指示や質問に対して、音声や操作でこたえてくれる機能やサービスのことですが、スマートスピーカーは、上記の音声アシスタント機能を搭載したスピーカーを指すようです。
スマートスピーカーに話しかける事で、音楽を聴いたり、天気を知ったり、連動している家電などを操作することができるようです。
スマートスピーカー市場は、2014年にアマゾンから発売された「AmazonEcho」先行し、「AmazonEcho」のアメリカのスマートスピーカー市場におけるシェアは71%で、2位以下を大きく引き離しているようです。
Amazon Echoは、「アレクサ」という人工知能の音声認識サービスに対応したAmazonのBluetoothスピーカーで、7つのマイクで会話の距離などを把握しながら、音声認識するそうです。
「アレクサ」に指示をして音楽を再生させたり、「アレクサ」に買い物を頼めば、Amazonに発注してくれたりするそうです。
「AmazonEcho」「Google Home」以外では
Amazonのスマートスピーカー「AmazonEcho」とGoogleの「Google Home」以外の製品には、Microsoftのスマートスピーカー『Invoke』、国内ではドコモもスマートスピーカー「petoco(ペトコ)」を夏に、LINEはディスプレイ付きデバイス「FACE」を来冬に発売するようです。
各社、「AmazonEcho」に対抗するため独自のサービスの提供を考えているようですが、「AmazonEcho」は、市場のシェアーと音声アシスタントのアプリの数で圧勝しているのようですし、音声認識技術はGoogleが格段に優れているようです。
やはり主戦は「GoogleHome」vs「AmazonEcho」の戦いになりそうな気がします。
中核技術は、音声認識のAIやビックデータのAI解析
「スマートスピーカー」っと言っても、スピーカーメーカーや家電メーカーは、表舞台には登場していませんね。スピーカーの技術は、「スマートスピーカー」の中核技術ではなく、デバイスの裏側でデータを解析し、適切なた受け答えや、様々なサービスを提供するクラウド上の人工知能の戦いと思えます。
今は「スマートスピーカー」の知名度は低いですが、数年後はみんなが使う言葉になっているかもしれません。
将来は、中核技術の音声認識のAIやビックデータのAI解析の技術がパッケージになっていれば、形はスピーカーでなくても「ぬいぐるみ」でも「車」でも「家電」でも「ロボット」でもよくなるでしょう。
そして、そうなったときは「スマートスピーカー」とは言わなくなるのかもしれませんね。