最近おなかの調子が悪いYu-ichiです
乳酸菌の取りすぎでおなかを壊すことってあるのでしょうか??
さて、以前に「パスワードの管理について」という記事を書きましたが、
今回はその続きとして、最強のパスワードは存在するのか?というお話です。
以前の記事で「パスワードは定期的に変更しなくても良い」という総務省の発表をご紹介しました。
では、定期的な変更をせず突破されないパスワードはあるのでしょうか?
答えは「そんなものはない」です。
どんなに複雑で長いパスワードでも時間をかければいつか突破されます。
量子コンピュータを使えばほんの数秒かもしれません。
ですが、現時点で破られにくいパスワードを作る方法はあります。
その1つが、難解なパスワードを機械的に生成するサービスを利用することです。
「パスワード生成」とか「パスワードジェネレータ」というキーワードで検索をすると、パスワードを生成してくれるサイトが出てくるのでそのサービスを利用します。
数字・英字・記号、大文字・小文字など様々な条件でパスワードを作ってくれます。
ただし、ここで生成されるパスワードは自分にとっても難解で、忘れないようにどこかにメモしておく必要があります。
この「メモ」こそがセキュリティ上の「リスク」になります。
万が一メモした紙を失くしてしまったり、テキストファイルで保存したものが流出してしまったり・・・。
自分だけが覚えられて、他人には推測されない難解なパスワードは作れるのか?
それを実現するのが2つ目の方法です。
自分がよく知っているものをパスワードにする方法です。
例えば、自分が好きな食べ物や動物、趣味を複数組み合わせてパスワードで使います。
リンゴが好きで三毛猫が好きならそれをパスワードにします。
ただそのまま普通に「ringomikeneko」としてもよいのですが、ここに少し変化を加えて、「rin53keneko」とすればさらに強度は増すでしょう。
変化球として「DAI語」もよいでしょう。
自分が好きな小説の一文や、好きなキャラクターのセリフをDAI語にしてパスワードにしてしまう方法です。
例として
「吾輩は猫である。名前はまだない。」
という一文が好きならそれを
「whndnmn」
という感じにしてしまえば相手にとってはわかりづらく、自分にとっては覚えやすいパスワードが出来上がります。
さらに「吾輩は猫である」の著者の夏目漱石は、旧1,000円札の人物でもあるので
「whndnmn1000」や「10whnd00nmn」というように数字も組み合わせてしまえばさらに強度が増すでしょう。
それでも、100%安全なパスワードは存在しないので、破られないパスワードを考えることはもちろん、破られた時のこともしっかり考えて対応できるようにしておきましょう。