ついにW3C勧告、WEBでの縦書きレイアウトが国際的な標準に?

先日「CSS Writing Modes Level 3」が正式にW3C勧告に到達したと発表がありましたね。ご存じない方のために補足すると、WEB上のテキストの横書き・縦書きレイアウトを設定したり、行送りの方向を設定したりするためのCSS仕様で、従来の「横書き&左から右」のほかに様々な言語に合わせた文書スタイルの指定ができるモノです。

  • 横書き右から左(ヘブライ語やアラビア語など)
  • 縦書き右から左(中国語、日本語、韓国語など)
  • 縦書き左から右(モンゴル語など)

 

今までも縦書きにできてたじゃないか、と突っ込みが入りそうですが、なんというか「正式に発表されました」というところが感慨深いのかなとも思っています。今回の勧告によって縦書き機能が一定の成熟に達したことが示されました。WEBでの縦書きを実現しようとする取り組みは2004年から始まったと云いますから、15年がかりでの勧告化ということになるんですね。

これまでも縦書きレイアウトを扱ったことはありましたが、要件によっては実装がちょっと面倒でした。これを機にブラウザ間の差異とかバグとかが解消されていくと嬉しいなぁと思っています。

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