みずほ銀 システム障害は金融庁が介入しても止まらない

takaです。みずほ銀行は、本日午後4時現在、システムの不具合が発生し、一部の外為取引の処理に遅延が発生していると発表しました。

みずほ銀行では、2021年に入って、7回にわたるシステム障害が発生していて、9月、金融庁から業務改善命令が出されてた直後にまた障害が再発しています。

『MINORIとは?』

みずほ銀行が新規に構築した勘定系システムMINORIとは、どんなシステムなのでしょうか?

みずほ銀行は、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行の統合で生まれました。

その3銀行の勘定系システムを新規に統合したシステムが『MINORI』のようです。

『MINORI』は、以下のように費用も人員も考えられないぐらい投じられたシステムです。

◇ 開発費:4500億 
◇ 開発期間:19年
◇ 人員:35万人/月
◇ 主要ベンダー:富士通・IBM・日立・NTTデータ  参加ベンダー:1000社

メインフレームを使用し、高い信頼性、サポートライフサイクルの長さ、圧倒的な処理性能を持つようですが、開発言語もCOBOL アセンブラやPL/Iなどのレガシー言語が多く使われているようです。

開発期間も人員もベンダーも開発言語も今後も維持管理できるレベルを超えているように思えます。

たとえ金融庁が介入しても全体を把握することさえ難しいと思われ、今後もシステム障害が続くことはさけられないと思います。

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