副鼻腔炎が悪化している気がするYu-ichiです
良い耳鼻科があれば教えて欲しい・・・。
さて今回は、誰かが食料自給率の話をしていたので、
埼玉県民でも知らない清酒の生産量の話です。
テレビや雑誌で「埼玉県はうどんの生産量が全国2位!」など
取り上げられることが多くご存じの方も多いと思いますが、
実は清酒(日本酒)の生産量も全国上位です。
「日本酒=米どころ」というイメージの所為か、
久保田や八海山といったブランドイメージの所為なのか、
新潟県や秋田県、山形県など東北地方が上位を占めていると思っている方が非常に多いです。
ですが、令和3年度の国税庁の「統計年報」を見てみるとTOP5はこうなります。
1位:兵庫県(90,753kl)
2位:京都府(49,045kl)
3位:新潟県(27,561kl)
4位:埼玉県(17,519kl)
5位:秋田県(13,122kl)
1位はダントツで兵庫です。
大手酒造(白鶴や菊正宗など)があることや、酒米で使用される「山田錦」の生産地であることもトップの理由です。
2位は京都ですが、こちらも大手酒造(月桂冠や黄桜、松竹梅など)があるためでしょう。
3位の新潟も久保田や八海山、菊水などを作る大手酒造があるためでしょう。
そして4位はなんと埼玉県です。
埼玉県酒造組合のホームページでは、32蔵が紹介されています。
蔵の数としては全国でも真ん中より上という程度ですが、生産量では4位です。
ずっと埼玉に住んでいますが、全然知りませんでした。
最近で最も人気な銘柄は「花陽浴」でしょうか。
清酒(日本酒)の生産量は年々減っており、蔵数も1970年くらいには3500以上あったのが、1400くらいまで減っています。
酎ハイやビール・発泡酒などが増え、若い人の日本酒離れがあることも原因です。
そんな厳しい状況がある一方、海外での日本酒の評価が上がってきています。
年々日本酒の輸出量も増え、海外に日本酒の蔵を作る企業もでてきました。
これからどんな日本酒がでてくるのか、唎酒師としては楽しみです