国立科学博物館の大哺乳類展3に行ってきました。

先日上野の国立科学博物館で開催されている大哺乳類展3に行ってきました。

展示のテーマは「分類と系統」です。従来の哺乳類の分類は、外見や骨格、内臓の比較に基づいて行われてきましたが、最新の分子系統学の進展により、見た目だけではない生物同士の関係性が新たな視点で明らかになっています。この展示では、鯨とカバなど、予想外の生物同士の分類が解説され、興味深い内容が数多くありました。

特に印象的だったのは、分類別に展示された頭骨や骨盤の比較です。下顎骨や歯の微妙な違いを観察することで、生物学的な多様性や進化のプロセスを理解する手助けになりました。

また、仮剥製だけではなく本剥製が豊富に展示されており、そのサイズ感には圧倒されました。今は何でもウェブで検索できてしまいますが、実物を目にすることで得られる迫力はまた一味違いますね。

展示は6月まで開催されているので、興味を持たれた方はぜひ足を運んでみてください。

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