Chromeのシークレットモード裁判が決着

花粉と黄砂でツライYu-ichiですneko.gif

鼻水は薬で止められるのですが、体のだるさはどうしようもありません・・・。
早く冬になって欲しいです。naku02.gif

さて、今回は2020年から始まったGoogleのChromeブラウザのシークレットモードに関する訴訟がついに和解したというお話です。

ご存じない方のために少し説明すると、
Chromeの機能にある「シークレットモード」が、実際には全然シークレットではなく、検索履歴や閲覧履歴などプライバシーに関する情報を収集しているとしてカリフォルニア北部地区連邦地方裁判所に5人の原告団がGoogleに対して50億ドルの賠償金を求めて集団訴訟しました。

結果的には和解に至りましたが、その条件が今月公開され
シークレットモード時に収集した数百万人分、数十億件のデータを破棄または修正すること
だそうです。

これで失われるデータの価値は控えめに見ても47億5000万ドル~78億ドルくらいとの試算もあるようです。
(ちなみに50億ドルの賠償金は無しになったそうです)

この結果もあって、シークレットモード起動時に表示される最初の画面では、
サードパーティーのCookieをブロックする機能を追加されています。

その他にも、匿名化されたユーザーデータの識別を防ぐために一部のIPアドレスを部分的に隠すことやシークレットモードを使用しているユーザーを識別するために使用している特定のヘッダー情報を削除するなどの施策も含まれているとのことです。

どんな企業も収集した情報を悪い方に使わず、利便性の向上や新しいサービスなど良い方向に使ってくれるのであれば良いのですがneko.gif

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