はじめまして、新入社員のkurokoです! 🙂
最近、私たちの生活に欠かせない多分野でAIが活用されていますね。5月にOpenAIが発表した最新モデルのChatGPT4оは、今まで最新モデルを利用できなかった無課金ユーザーも利用ができたり(※日毎利用回数に制限アリ)、これからますますAIを利用する人も機会も増えるでしょう。しかし!!AIにはまだまだ人間に及ばない分野があります
私のブログでは、AIにまけない分野のひとつとして『日本の伝統芸能』に焦点をあて、自分の好きなものや気になったことを皆さんに共有出来たらと思います。
狂言について
狂言は、対話を中心としたせりふ劇です。「すゑひろがりず」というお笑い芸人さんが「そろりそろり」とやっているあれは、この狂言を模倣しています。
歌舞伎などと違い舞台装置は一切なく、言葉やしぐさですべてを表現します。今回は狂言のなかでも面白い演目「棒しばり」についてピックアップします。
演目:「棒しばり」とは?
「棒しばり」は、狂言の代表的な演目の一つです。主人が留守の間に、2人の家来が酒を盗んで飲もうとするところを、主人に見つかり、両者を棒に縛り付けられてしまうというコメディアンな内容の作品です。
「棒しばり」の概要
- 主人が留守の間に、2人の家来が酒を盗んで飲もうとする
- 主人が帰ってきて、家来たちを棒に縛り付ける
- 縛られた状態で、家来たちは酒を飲もうと必死に工夫するここが見どころ!
- 言葉を使わずに、身振り手振りで笑いを誘う
「棒しばり」の特徴
- 能「松風」の詞章をパロディにして、両家来が主人を揶揄する歌を歌う
- 縛られた窮屈な状態で、身振り手振りを多用して演じる
- 言葉の壁を越えて外国人向けにも上演されることが多い
- 狂言の中でも最も有名な演目の一つ
この作品の魅力は、言葉を使わずとも、身体表現の妙によって笑いを誘うところにあります。縛られた窮屈な状態の中でも、なんとか工夫してお酒を飲もうと繰り広げる身振り手振り、笑いを誘う独特な「間(マ)」は、まさに人間ならではの表現力の妙と言えるでしょう
いつか実際に演目を目にできたらと思っています。狂言のセリフ回しは昔の言葉遣いですが、座席の前に画面がついた字幕システムなどが搭載された劇場もありますし、演目内容を知ったうえで予測しながら観るのも面白いかもしれません。
おわりに
伝統芸能のような、長い歴史と文化の中で培われてきた芸術分野においては、人間の感性と創造性が不可欠です。こうした人間独自の才能と、進化するAIの才能をうまく掛け合わせて、これからどんどん面白いコンテンツが生まれていくと思うと今から楽しみですね!
ではまた、次回の投稿で。