はじめに
プロジェクト管理のツールとしてよく利用されるガントチャートは、
進捗状況の可視化に役立ちます。
しかし、手軽にガントチャートを作成できるJavaScriptライブラリを探すのは意外と難しいものです。
そんな中、「Frappe Gantt」は、シンプルかつ軽量な
ガントチャートライブラリとして、多くの開発者に利用されています。
『Frappe Gantt』とは?
Frappe Ganttは、オープンソースで提供されているJavaScriptライブラリで、SVGベースの美しいガントチャートを簡単に作成できます。
シンプルなAPIを備えており、手軽にタスクのスケジュールを可視化できます。
Frappe Ganttの利点と特徴
- 軽量でシンプル:余計な機能を省き、最小限のコードでガントチャートを作成可能。
- SVGベース:SVGアニメーションライブラリ『snap-svg-min.js』に依存しており、
高解像度での表示が可能で、スタイリングの自由度も高い。 - カスタマイズ性が高い:タスクの追加やイベントの登録が簡単。
- 手軽:CDNを読み込むだけで手軽に導入可能。
環境依存も少なく、ほとんどの環境・ブラウザで動作します。
使い方
1.Frappe GanttのCDNを読み込ませる
まず、以下のCDNをHTMLに追加します。
<link rel="stylesheet" href="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/frappe-gantt/0.6.1/frappe-gantt.css" integrity="sha512-57KPd8WI3U+HC1LxsxWPL2NKbW82g0BH+0PuktNNSgY1E50mnIc0F0cmWxdnvrWx09l8+PU2Kj+Vz33I+0WApw==" crossorigin="anonymous" referrerpolicy="no-referrer" />
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/frappe-gantt/0.6.1/frappe-gantt.min.js" integrity="sha512-HyGTvFEibBWxuZkDsE2wmy0VQ0JRirYgGieHp0pUmmwyrcFkAbn55kZrSXzCgKga04SIti5jZQVjbTSzFpzMlg==" crossorigin="anonymous" referrerpolicy="no-referrer"></script>
2.Frappe Ganttを起動する要素を記載
ガントチャートを表示するためのHTML要素を追加します。
<svg id="gantt"></svg>
3.Frappe Ganttを有効化する
次に、JavaScriptでガントチャートを描画します。
const tasks = [ { id: "Task 1", name: "タスク1", start: "2024-02-01", end: "2024-02-07", progress: 50 } ]; const gantt = new Gantt("#gantt", tasks);
4.Frappe Ganttにイベントを登録する
タスククリック時のイベントを登録することも可能です。
gantt.on("click", task => { alert(`Task: ${task.name}`); });
おわりに
Frappe Ganttは、シンプルな構造ながら強力なガントチャート機能を提供するライブラリです。
プロジェクトの進捗管理を簡単に可視化したい場合に最適です。
ぜひ試してみてください₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎