PlayStation5、通称PS5は、ソニーが提供する次世代ゲーム機です。2020年11月に世界各地で発売され、多くのゲーム好きに支持されている半面、金額面でとても賛否の分かれるハードです。
2020年11月の発売当初は「5万4978円」と、過去のハードよりも少し高いと感じる値段設定でした。しかし、発売直後から圧倒的な人気を集め、さらにコロナ禍による供給不足も重なり、どこにも在庫がない状態が続きました。
2022年9月には初めての値上げが行われ、「6万478円」に変更。さらに2023年11月には再度値上げがあり「6万6980円」となりました。そして2024年9月2日にはさらなる値上げが実施され、標準モデルが「7万9980円」、デジタルエディションが「7万2980円」という価格設定に至りました。
値上げの背景
PS5の度重なる値上げの背景には、世界的な半導体不足や製造コストの上昇、円安などの経済的な要因が影響しています。また、需要の高さが続いていることも、価格が下がりにくい要因の一つです。これらの理由から、PS5の価格は発売当初よりも大幅に上昇しました。
消費者の反応
この値上げに対して消費者の反応は賛否両論です。「5年前のハードが値上げして誰が買うの?」と疑問視する声がある一方で、「結局ゲーミングPCを買うよりコスパがいい」と肯定的な意見も見受けられます。特に家庭用ゲーム機は専用ゲームソフトの魅力が強く、PS5でしか楽しめないタイトルがある他、グラフィックが他社のハードに比べると圧倒的に綺麗なことも人気の理由となっています。
PS5 Proの登場
2024年11月7日には上位モデルの「PS5 Pro」が発売されました。PS5Proは性能が大幅に向上しており、高画質でより快適なゲーム体験を提供します。しかし、「税込11万9,980円」という価格設定は多くの消費者に衝撃を与えました。これに対して「性能が良いので納得の価格」という意見もあれば、「家庭用ゲーム機にしては高すぎる」という声も上がっています。
今後の展望
PS5やPS5Proの値上げは、今後の市場動向にも影響を与えると考えられます。価格が高騰する中で、家庭用ゲーム機としての価値を維持できるかが注目されています。また、新作タイトルやソフトウェアの進化により、PS5の魅力がさらに高まることが期待されています。
新作ゲームが次々と発表され、推奨スペック等を見ると生半可なゲーミングPCでは動かないゲームが増えているので、さらにPS5の需要が増えていくと予想されます。人気ソフトはPS5だけではなく他のハードでも発売されることが多いので、ゲーミングPCの購入とPS5やその他機器の比較をしてみることをお勧めします。