takaです。
いよいよ12月に突入です。これから12月~1月中旬にかけて、とても大きな変動を予感します。
たぶん、来年1月以降は、多くの人が恐慌に入った事を認識するようになるように思います。
< 日本では >
毎日のように大手企業のリストラによる派遣労働者の契約解除や人員削減、設備投資の凍結などの
ニュースが報じられています。
連合が実施した緊急雇用実態調査の結果によると、
過去3カ月間に雇用調整を実施した企業は35.1% にもなるそうです。
ほぼ3社に1社が雇用調整を実施していて、今後さらに増えるのは、確実です。
12月~1月にかけて、デリバティブの四半期決算や企業の決済期を迎えて、株価の暴落が予想されます。
日本の株は、ヘッジファンドの売買比率が60%~70%を占めているそうなので、
多くのファンドが買う時期は上がり、売られる時期は、ダウより激しく下がります。
これから、さらなる株価の暴落と円高(ほんとうはドル安)で、
実態経済は、さらに傷つく事になると思われます。
< アメリカでは >
アメリカは、財政赤字、貿易赤字、世帯の赤字と、どこも借金漬けの状態です。
金融破たんの引き金を引いた、アメリカの不動産市況は、
世帯が自分の所得で、ローン返済と利払いができる価格までは、これからも下がり続けるでしょう。
昨年比で20%程度下落しているアメリカの住宅は、今後30%程度は、さらに下げる事になると推測します。
平均価格で、ピークの半分程度。都市部なら3分1。 このへんで、底打ちするのではないでしょうか?
となると、3年以上は不動産価格の下落がまだ続くのでは??
また、アメリカの個人消費を支えるクレジットカードで、カードローンの延滞と決済遅れが
増えているようです。
アメックスは資金繰りに困り、急遽、銀行に業態を変更しました。
アメックスに預金はなく、政府資金を入れるためにアメリカ政府が銀行業務と認めたのでしょうが、
こんな事が許されるほどアメリカは、ひっ迫しているのでしょう。
つまり、カード会社も、破産に近い状況なのでしょう。
アメリカの世帯の、所得を上回る過剰消費を支えるプラスチック・マネーのクレジットが破たんしたらどうなるのでしょうか?
1世帯の預金が少なく、逆に2000兆円の対外借金があるアメリカは、ゼロ金利策がとれません。
これ以上の金利低下策には、限度があります。
あとは、ドルを輪転機で大量に印刷するしかない。
そうなると基軸通貨ドルの暴落につながり、アメリカは、覇権を失う事になります。
来年は、とても危険な1年になりそうです。
日本・アメリカも厳しい状況ですが、ヨーロッパは、さらに酷い状況のようです。
次回、お伝えしたいと思います。
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