takaです。
<44代大統領に黒人初の大統領オバマ就任>
アメリカでは、黒人初の米大統領に選出された民主党のバラク・オバマが、約200万人の大観衆が見守るなか、宣誓を行い、第44代大統領に就任しました。
歴代の大統領に中でも、抜きんでて雄弁で、知性を感じさせる演説でした。
就任演説でオバマ新大統領は、国民が結束して難局に立ち向かう「新しい責任の時代」を政権の理念とし、また、政策としては、「2年間で300万人」という雇用創出目標に、グリーンニューディール政策を打ち出し、
2年間で約7750億ドル(約73兆円)に上る景気対策の実施を発表しました。
<73兆円は、誰のところに流れるのか?>
宣誓式に集まった200万人の大観衆や現在の異常に高い支持率を見る限り、
今回の恐慌で最も苦しむであろう層からの支持が得られる人気の高い黒人の大統領を擁立する作戦は、
現時点では成功しているようです。
オバマ大統領の人気で、当面、大規模な財政出動は、国民から信任を得られるだろうと思います。
財政赤字が約1兆ドルに膨らむアメリカで、さらなる未来からの前借りとしては、とても巨額の金額です。
(73兆円では、今回の金融危機、恐慌を回避するには、全然足らないでしょうが・・ )
いったいこの巨額な財政出動は、誰のところに流れるのか?
アメリカ国民の為になれば良いのですが、ルーズベルト大統領が行ったニューディール政策も、
1941年の第二次世界大戦参戦以降の軍需の増大によってアメリカ経済は回復とも言われています。
ニューディール政策が成功したのかどうかについては賛否が分かれるところです。
今後オバマ政権のもと行われる財政出動という名の巨額な借金やドルの増刷が、本当に有益か?は
何年か先の歴史が判定するでしょうが、現実に巨額な財政出動を手にする組織には実益が目的で、
国益は、あまり興味の無いことかもしれませんが・・・
アメリカは、財政赤字、貿易赤字、世帯の赤字の3大赤字を背負い、
企業や個人がこれ以上借金できなくなると、国の信用?で新たな借金をしようとしています。
これからもアメリカの覇権や基軸通貨ドルの威信は、保たれるのでしょうか?
みなさんは、どう考えますか?
<ヨーロッパでもアメリカ以上の博打が・・>
9月以来、アメリカ、ヨーロッパ、スイス・・ の金融は、流動性を失い、凍りついています。
すでに、アメリカではFRBが150兆円。 ヨーロッパでは、ECBが100兆円を投入しています。
それでも、金融機関の損は、拡大し続け、 預金が口座から逃げ、実体経済に、マネーが供給されないようです。
イギリスを含むヨーロッパでは、各国政府と中央銀行によって、総額約228兆円の公的資金投入が決定されています。
ヨーロッパの銀行の自己資本に対するレバレッジの比率は、25倍~40倍と、とんでもなく高いようです。
つまり、ヨーロッパは、アメリカ以上にきわどい博打を行っていた。
これが実体のようです。
<恐慌はいつまで続くのか?>
マスコミや政府の論調では、この恐慌からの脱出に、1~3年という論調がほとんどのようです。
ほんとうに、3年以内に回復するでしょうか?
その答えは、中国にあるように思います。
次回、掲載したいと思います。
それではまた。
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はじめまして
恐慌は20年完治までかかります。
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