takaです。
「20世紀少年 第2章 最後の希望」を見てきました。
人気マンガを実写化した3部作の第2弾ですが、開演2日間で動員数約55万の人が見たそうです。
アジアやフランスでも人気が高く、海外でもヒットしているようです。
同世代の一人としては、その時代の風景や出来事が思い出され感銘が深い作品でした。
反面、若者や海外の人には、どのように映っているのか?不思議な気がします。
(ウルトラマンやウルトラQ、スペシューム光線、ゴジラや万博って?わかるのかな??)
<今や子供の秘密基地は無いのか?>
1970年代。時代は、日本が高度成長期のまっただ中です。
貧しいけど夢と希望に満ちあふれた時代、誰もが明るい未来が空想できた時代でした。
子供は、友達や同世代の子供と群れて遊んでいた。
野原や空き地で遊び、みんな秘密基地をもっていた。
そんな子供達は、いつからいなくなったのか?
空地や野原も少なくなった、そんな場所に集まって遊ぶ子供もいない。
今は、大人からは見えないバーチャルな世界(携帯ブログ)の中で情報交換している。
これが、今の秘密基地なのでしょうか?
もしかしたら、21世紀少年は、顔を知らないメンバーの物語になるかも??(笑)
<鼻水をたらしている少年はどこに行ったのか?>
20世紀少年に出てくるドンキーは、ランニング姿で鼻水をたらしていた。
確かにこの時代は、鼻をたらした子、ホッペタが真っ赤な子や霜焼けの子が存在した。
今は、そんな子供は日本では見かけない。・・(地球温暖化のせいか??)
<いつから他人を当てにし、自分を信じられなくなったのか?>
20世紀少年の中では、正義が生きています。
強大な悪と戦う勇気がある。問題を自分たちで解決しようとする気概がある。
今は多くの日本人が、政治が悪い(確かに悪いが・・)、周囲が悪い、環境が悪い、会社が悪い、金融危機や不況が悪い・・と問題の原因を他人のせいにしている。
日本人は、いつから他人を当てにし、自分を信じられなくなったのでしょうか?
<夢や希望はなぜ消えたのか? >
20世紀少年の時代は、貧しく多くの問題があったが、多くの人が明日を信じ、自分の未来を信じた。
今は、現在や未来に、問題や障害や絶望を見る人が増えています。
20世紀少年の時代にあった夢や希望はなぜ消えたのでしょうか?
未来や変化に、チャンスを見る人が減っている気がします。
<未来は意思による・・>
現在の事実の意味づけは、未来への想像で決まるように思います。
事実は同じでも、事実の意味づけである未来観は人によって大きく変わる。
不足や不平を言っても、過去、現在の事実、そして環境は変わらない。
環境や条件を否定的にみれば、チャンスは消える。
未来は確定したものでは無いから、今日の意志と情熱と活動によって創ることができる。
20世紀少年で言えば、「予言の書」は、未来のとらえ方で内容が変わる。
みんなで明るい未来の予言の書を書く方が、楽しい冒険の人生をおくれる気がします。
みなさんは、どう考えますか?
追記!
<何故?宝物や記念品を地面に埋めるのか?>
今、改めて映画を見て疑問に感じる事があります。
今思えば、別に何処かにしまって、鍵をかければ済むのに、
昔は、みんな記念品やタイムカプセルを校庭や空き地に埋めた。
確かに土に埋めると、ロマンがあるけれど、何故、土に埋める必要があったのか?疑問です。
宝島のなごりか??