検索エンジン業界を震撼させるような、ビッグニュースです。
マイクロソフトによるヤフー買収の噂は、過去何度も取りざたされていましたが、
いよいよマイクロソフトのヤフー買収が現実のものとなりそうです。
世界最大のソフトウェア企業であり、MSN(Live Search)を運営する、マイクロソフトが、
Yahoo!に買収提案したことを、米国時間の2月1日に明らかにしました。
買収金額の提示は、1株当たり31ドル、総額446億ドル。
日本円に換算して約4兆7,000億円です。
恐らくマイクロソフトにとって最も怖いのは、インターネット上で、OFFICEやWindowsのような
APIをGoogleに公開される事でしょう。
もし、OFFICEやWindowsと同等のAPIをインターネット上に公開されれば、
一般ユーザーや企業は、OSの更新やOfficeのアップグレードに多額の出費を
する必要がなくなり、大きな恩恵を受ける事になるでしょうが、
マイクロソフトの利益構造は、崩壊するでしょう。
次世代の大きな収入源は、ネットからの広告収入や公開したAPIの利用料金という事になれば、
鍵を握るのは、検索エンジンシェアーです。
マイクロソフトにとって、その為の投資(約4兆7,000億円)が、Yahoo!買収という事かと思います。
もはや、コンピュータでは、ハード、ソフト共に利益を上げるのが難しい時代に入った。
確実に時代は、コンピュータからネットに移行しつつありますね。