takaです。
このところ台風や地震と天災が続いていますね。
ユーロの崩壊が始まるのか?
天災も怖いですが、
差し迫った現実問題として、ユーロ発の世界経済危機が現実化してきました。
崩壊すれば、リーマン・ショックを超える一大事になるのは間違いないでしょう。
台風などは、今回のように迫ってくれば、その危機を誰もが敏感に感じますが、
経済問題は、発生する前は、ほとんどの人に実感がありません。
発生してから、不景気や失業、収入の減少などに至ってやっと実感してきます。
ユーロが崩壊した場合、何が起きるのか?
このところのヨーロッパ、アメリカの株価の急落で
ユーロ崩壊が加速度をつけて現実化してきています。
ここ2ヵ月でユーロ圏の主要銀行株は暴落し、半値に落ちてしまっています。
止まらない連鎖
ギリシャは、たびたびの協調融資にもかかわらず債務が膨らんでいますし、
ギリシアの国債の年利は46%にもなっています。
46%なんて・・ まるで闇金の金利より高い金利が国家に課せられています。
こんな債務者は、もはや救済不可能でしょう。
ギリシャ支援を続けながら、ユーロ各国欧州中央銀行は、ギリシャ危機は、他国に波及する事はないと言い続けていましたが、ギリシアから、ポルトガル・アイルランドと、スペイン・イタリアへとどんどん広がっているのが現実です。
ユーロのなかで、ギリシアやポルトガルの経済規模は小さいでしょうが、
この危機が経済規模の大きなスペイン、イタリアにまで波及するとなるとユーロ崩壊もありえますね。
ドイツやフランスも
欧州中央銀行は、何とかイタリアの破綻を防ぎ、ユーロ崩壊を止めようと必死になっています。
ドイツは猛反対していますが、方法としては大量のユーロを印刷し、
暴落が始まったイタリア国債、スペイン国債を買い支えるしかないようです。
これ以上、ユーロを印刷し続ければ、ユーロの価値や信用は失墜し、インフレが加速するでしょうし、
支援せず、ギリシア、ポルトガル・アイルランドと、スペイン・イタリアで債務不履行が発生すれば
貸し手のドイツ、フランスの銀行も崩壊するのでしょうし、八方ふさがりで、どの道ユーロは崩壊するのでしょうか?
さらにヨーロッパの銀行がつぶれれば、
世界で全く手のつけられないような危機が起こる可能性があります。
信用を保ちつつ、ユーロを増刷し、インフレを抑えつつ、危機に陥った国の国債を買い支える
こんな神業を欧州中央銀行は、できるのでしょうか?
もう数カ月しかもたない気がします。
みなさんはどう考えますか?
来週は、ヨーロッパから目が離せません。