人口増加とやがて来る高齢化(1)

風邪でダウンしていたtakaです。:cat_8:

今回は、2回に分けて人口問題について書いてみたいと思います。

世界人口の未来

今年、2011年10月31日についに世界人口が70億人に到達したと推計されました。

過去の人口増加の推移は、以下の通りですが、
近年はまさに人口爆発と言われるように急速に増えています。

 2011年 70億人
 1998年 60億人
 1987年 50億人
 1971年 40億人
 1961年 30億人
 1927年 20億人
 1802年 10億人

18世紀の産業革命以降に世界人口の増加ペースが早くなりはじめ、
19世紀末の1900年におよそ16億人だった世界人口は、20世紀半ばの1950年におよそ25億人となり、
20世紀末の1998年には60億人にまで急増し、第二次世界大戦後の増加は、まさに人口爆発です。

今や世界の人口は、1年に1%以上増えています。
(日本は、人口減に入りましたが)

総務省の統計局のデータによると
2050年には、90億を超えるようです。

やがて世界に押し寄せる少子高齢化の波

 現在の感覚では、世界の人口が爆発的に増え続けますが、
先進国は成熟化するが、アジアは、まだまだ成長期で若いというイメージです。

日本が過去にそうであったように、人口が増えた1950年から1990年までの平均成長率は7%、
高度成長期の60年代の平均成長率は10%を超えていました。

バブル崩壊の影響もあるでしょうが、日本では人口が増えなくなった90年代からは、平均成長率は1%台へ低下しています。

今、成長期の日本のように、アジア経済は、人口増を追い風に高成長を続けていますが
高齢化や人口減に直面したらどうなるのでしょうか?

2050年 世界経済が高齢化に直面する。 

2050年に世界人口は1.3倍に増えますが、同時にこの間に65歳以上の高齢者は3倍に増え
世界は少子高齢化を迎えるそうです。:yaba:

アジアにも忍び寄る高齢化

日経新聞によると、
アジア諸国でも25~30年先には、急速な高齢化を迎えるそうです。

とくに急速なのが東アジアで、中国やシンガポール、タイでは
全人口に占める生産年齢人口の割合が2010年頃をピークに低下に向かい、
出生率は、政府の人口抑制策の推進や所得水準が上昇、未婚率が上昇、晩婚化が進展・・等で、
軒並み低下傾向にあり、中国、韓国、タイなどの出生率は人口を維持するために必要な2.1を下回っているようです。

この人口統計は、ほぼ確定した未来だと思います。

2050年には、世界中で、労働力の不足や社会保障費の増大が大きな問題になりそうです。

人口増と高齢化がもたらす経済的な問題の他にも
人口爆発による気候変動や資源や水、食料の枯渇は、確実に全人類を襲うことになるようです。:baikin_1:

次回は、日本の人口と世帯の動向について書きたいと思います。:sayonara:

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