昨日、車で800キロ移動したtakaです。
2012年、ヨーロッパの財政危機と中東の危機
今年に入って、ヨーロッパの財政危機に加えて、中東、特にイランの危険度が増しています。
(日本では、あまり大きな問題と捉えられていないようですが・・・)
昨年には、暴徒化したイラン民衆によるイギリス大使館襲撃事件も発生していますし、
イランとアメリカ、イギリス、そしてイスラエルの関係は、かなり危険な状況になっているようです。
イランの核開発疑惑
原因となっているのは、イランの核兵器の開発です。この核の目標とされるのは、当然イスラエルです。
そして、イスラエルを支援するアメリカとイギリスがイランに経済制裁で圧力をかけている状況です。
当然、イスラエルもイランの核爆弾ができあがる前に反撃の準備をしているでしょう。
イランの原油輸出に制裁金
そして、イランの核兵器の開発の制裁として、アメリカを中心とする米欧諸国は、原油輸入に制裁金を課す経済封鎖をおこなおうとしています。
アメリカは、日本にもイランからの石油購入を止めるように協力(圧力)を求めてきています。
日本は、イランから多くの石油を輸入している上、福島の原発事故で多くの原発が停止状態にあり、石油を今まで以上に必要としている時期です。
日本は、アメリカを取るか?石油を取るか?の選択を求められています。
(そして、どうやらアメリカを取る事にしたようですが・・・)
経済封鎖で追い詰められたらイランは
世界の石油決済のほとんどは、ドルで行われているので、イラン中央銀行へ制裁を掛けられるとイランは、石油の決済ができなくなり、そうなると破綻は確実です。
そこまで追い込まれたイランは、今年になってその報復として、ホルムズ海峡の海上封鎖をちらつかせています。
ホルムズ海峡が封鎖されると
ホルムズ海峡から中東の石油の多くはタンカーで世界に輸出されています。
大型タンカーを一隻沈めれば、狭くて浅いホルムズ海峡は通れなくなるようです。
紛争や戦争となれば、ホルムズ海峡は使えなくなり、中東の石油の流通がストップします。
石油ショックとインフレが襲ってくる
イランは、原油輸出に制裁金を課せば、一滴の原油も、ホルムズ海峡を通さないと発言しています。
戦争が起これば、石油危機が起こり、石油の価格は暴騰し、同時に資源・穀物、金属資源なども高騰するでしょう。
世界中がものすごいインフレに襲われます。
2012年は、激動の年になりそうです。