Takaです。
最近、尖閣や竹島の領土問題で、日本は厳しい状況に陥っています。
これも、相対的に国力や外交力が落ちている事など国の力関係が領土問題に表れていると思います。
今回は、日本の現状について考えてみたいと思います。
これからも続く?所得や購買力の減少
厚労省の2011年 国民生活基礎調査によると、2010年の世帯所得の平均は538万円との事です。
世帯の所得階級の世帯構成比
・200万円未満 20%
・200~400万円未満 27%
・400~600万円未満 20%
・600~800万円未満 14%
・800~1000万円未満 8%
・1000万円以上 11%
上記の通り、400万円以下の所得世帯が47%にもなっています。
世帯所得は、1998年の平均所得は664万円をピークに毎年減り続けています。
12年間で、126万円も減っているそうです。毎年平均で、10万円ぐらい家計の収入が減っている状況が10年以上も継続しています。
この結果、10年の変化で、中間層と言われる層は40%も減っているそうです。
バブルのころは「一億総中流」などと言われていましたが、今は昔の物語です。
この所得の減少傾向は、老齢化、少子化が進行する事が確定している日本では、これからも長期に続き、さらに下落幅が大きくなる可能性も大きいと思われます。
当然、消費支出も減少を続けてます。
所得の減少が続く中、家計の消費はどうなっているのでしょうか?
世帯の消費支出の月次の平均は、2011年は、28万3000円だそうです。
2000年が31万7000円から10年程度で、28万3000円へと、10%減っているそうです。
つまり、家計の消費額は、1年に、1%ぐらいずつ減る傾向が10年以上も継続している事になります。
これほど、家計の消費額が10年以上も減り続けても生活が破たんしていないのか?
バブルの崩壊以後、この所得減や家計の消費支出の減少と同期して、日本の物価は下がり続けています。物価が下がるデフレが、結果として生活を助けたようです。
デフレは悪のように言われてきましたが、もし、これから急速にインフレが進んだら?
家計も厳しくなるでしょうし、金利が上がって恐ろしいほどに積み上がった借金で国も破綻するかもしれません。
個人的には、ゆるやかなデフレがしばらく続くほうが良いように思います。
みなさんは、どう考えますか?
それではまた