今年、ほとんど蚊にさされていないTakaです。
早すぎる環境変化(2)
この猛暑で人間も夏バテしていますが(人間は温暖化の元凶なので自業自得ですが)、
植物や昆虫、小動物などの生き物にも大きな変化をもたらしているようです。
今年、蚊が異常に少ない気がしますが・・
相変わらずの猛暑が続いていますが、今年も蚊が少ないと思いませんか?
今年は、家の中に入ってくる蚊をほとんど見ませんし、刺された記憶もありません。
また、外でも群れで蚊が飛んでいる光景を見ません。
調べてみると・・・
ふだん身の回りにいる蚊は、「アカイエカ」という種類だそうです。
「アカイエカ」は、生息に適した温度は25度~30度ぐらいで、暑さに弱いらしい。
今年のように35℃を超える日が続くと死んでしまうらしい。
また、蚊がボウフラから成虫になるまでの期間に、雨が少なかったり、猛暑で水たまりが干上がってしますと成虫になれないようです。
「アカイエカ」にとっては、温暖化で生存を脅かされる危機に直面しているようです。
温暖化で農作物の分布も変わりつつあります。
コメどころが新潟や東北米から、九州や北海道に変わるかも?
温暖化や猛暑で、米やミカン、サクランボ・・などの農作物の分布にも変化が生まれているようです。
日経新聞によると、
温暖化で既に産地の勢力地図が変わりつつあるのがコメだそうです。
日本穀物検定協会による2012年産米の食味ランキングで、最高の「特A」に選ばれた九州産米は過去最高の7銘柄に増え、逆にコメどころの東北産は、夏の高温の影響などで4銘柄が特Aから外れたそうです。
九州産と東北産の特A銘柄が同数になったの今年が初めてだそうです。
コメは穂が出てコメが実る成熟期に気温が上がると、白く濁ったり成熟しなかったりといった障害が出やすくなるそうです。
今回、高い評価を受けた熊本県の米の品種は、従来の主力品種「ヒノヒカリ」に比べて、高温でも白濁や未熟粒が発生しにくい耐性を持っていて暑さに強い品種だそうです。
今後も温暖化が加速すれば、暑さに強いコメの新品種・温暖化対応米が有利になり、コメどころが新潟や東北米から、九州や北海道に変わるかもしれません。
ミカンやサクランボでも
ミカンやサクランボでも米と同様に産地に異変が起きているようです。
近年、サクランボは、冬場の気温上昇で産地の北限が上昇し、北海道の富良野市では、山形県を代表するサクランボの高級品種「佐藤錦」が育っているそうです。
一方で、夏場の猛暑は、これまでの特産地に生育不良などの打撃を与えているようです。
ミカンの主要な産地である九州や四国では、日照りや水不足が生育不良や落葉を引き起こしているそうです。一方、寒冷地の新潟県の佐渡島では九州や四国が主要産地のミカンが出荷され初めているそうです。
将来は、新潟県は、米の名産地からミカンの名産地に!
九州は、ミカンの産地から米の名産地に変わる! ・・なんて事もあるかもしれませんね?
やがては、巡りめぐって人間にも・・
温暖化は、植物や昆虫、小動物などの生き物にも大きな変化をもたらしています。
暑さに弱い生物は、淘汰され、暑さに適応できる種が有利になります。
この変化は、人間の生活や経済にも大きな変化をもたらすようです。
これは、日本だけでなく全世界で起こる問題ですので
対応が遅れれば、近い将来、人類は食糧危機に直面するようになるかもしれませんね。