takaです。
世界中でマネーの大量印刷が行われていますが・・その後は?
アメリカのQE3(ドルの量的緩和第三弾)が縮小されることなく続いていますし、
ヨーロッパもユーロ危機への対応で、「ユーロ」を大増発しています。
中国もアメリカの金額を大きく上回るほど大量の「人民元」を大増発し
日本もアベノミクスで異次元の緩和などと宣言し「円」を大量発行し日銀が国債を買っています。
世界中で異常な量の通貨が印刷されていますが、
今や多くの人が、異常でとても危険な状態だと感じなくなっていてる気がします。
こんなに巨額なマネーを印刷して借金を増やし続けた後の世界はどうなるのでしょうか?
何故?アメリカはQE3を継続したのか?
FRBは、量的緩和を秋以降に収縮すると宣言していたのに
急に量的緩和の継続を発表しました。
こんなに急に方向転換する理由がFRBには、あったのでしょう。
雇用と住宅価格の数値が思わしくないとか?理由ずけをしてでも、
量的緩和の継続すると言う事は、裏で金融機関に危機が続いているためでしょう。
たぶん中国と同様に、どこかの金融機関が危なくなっているのかもしれません。
銀行が潰れれば、ドルの信用も崩落します。
中国のバルブ崩壊
中国は、リーマンショックの後、巨額の人民元を大増発して金融機関に与えることによって経済成長を支えてきました。
金融機関経由の人民元の供給を縮小した後は、高利のノンバンク(影の銀行)経由でバブルが継続されました。
地方の行政府による影の銀行からの高利の融資によって、企業誘致や都市開発が進められ
不動産価格は高騰して完全なバブルです。
政府は、発表しませんが、中国のバブルは、既に一部では崩壊しているように思います。
アベノミクスの後の日本はどうなるのか?
日本ではアベノミクスがスタートし、2013年4月から日銀が異次元の量的緩和を開始してから6ヶ月が経過しています。
政府は、170兆円もの国債を発行し、その70%以上を日銀が買っています。
政府が発行した国債を国の中央銀行が買取るのは、あきらかに禁じ手だと思いますが・・・
この日銀が買取った国債はどうなるのでしょうか。
そう考えても、日銀が国債を売ろうとしても買い手がいるとは思えません。
アベノミクスとアメリカのQE3の影響で、日本の株価は、2倍に上がっています。
もし、「円」の増発を止めれば、株価も大きく下落するでしょう。
アメリカが、QE3を止めて「出口政策」に移れないように
日本も今後、2%を超えたインフレになっても、量的緩和をやめてる「出口政策」は、とれない事は明白のように思えます。
一度ぬるま湯につかると出るのが困難で、出られなくなる可能性が高いように思います。
アメリカに限らず、中国、ヨーロッパ・・
そして日本も、借金しまくった後は、いったいどうなるのでしょうか?