先週、中国市場の株価の暴落を発端として、世界同時に株価の暴落に突入しました。
上海総合の指数は、25%も下落しました。
中国政府は、売買の停止、証券会社への資金投入、空売りの禁止、企業関係者の売買の禁止、中国元の切り下げ、そして人民銀行の利下げなど、先進国ではありえあないような強硬な対先まで実行しました。 どれでも、株価の暴落は止められなかった。
つまり中国の実体経済は、政府の対策では対処しきれないほどに落ち込んでいると中国の投資家も思っているのかもしれません。
その中国株の下落を受け、アメリカ、日本株が売られ、欧州と新興国にも波及し、世界同時暴落の様相を見せています。
世界を駆け巡る株価の同時暴落は、中国だけの問題ではなく、アメリカのFRBの利上げ観測なども影響しているでしょうが、中国の下げが止まらないと止まらない様相です。
中国では海外からの売買は制限されていてB株しか買えませんし、B株のシェアは3%程度と低いので、中国株は海外からは切り離された市場ですが、それでも暴落は世界に波及しています。
いまや中国は世界のGDPで15%を占めていますし、中国の時価総額は、日本の2倍以上と評価されています。 株価でで直接の直接の影響を受けなくても、中国の景気の落ち込みは、世界中に大きな影響を与えます。特に中国と関連の深い会社の株価には大きなインパクトを与えます。
中国は、個人投資家が多く。そのほとんどの人が、信用取引をしているようです。
信用取引で、手持ち資産の何倍もの取引をしているのですから、株価が急落すれば、大きな含み損が瞬時に発生します。
借入で株を買う信用売買では、株価が下落してその損失が証拠金額に近づくと、追加の証拠金(追証)を求められます。 このため、追加で資金を投入できる人を除けば、大きな含み損が発生した株も売って換金するかことを迫られます。
この強制的な売りによって、株価は一層下がります。
これは、中国だけでなく、日本国内でも今回の株価や為替の変動などで、信用取引によりFXや株取引を行っている人には同様の追証が発生していると思われます。
ほんとうに中国経済は、7%も成長可能なのか?
日銀の黒田総裁は、中国は7%の成長が可能だと白々しく言っています。 ほんとうにそう思っているなら、まさにおバカとしか言いようがありませんが、市場を落ち着かせる為に言ったとしても誰が信じるのでしょうか?
中国の株価によって、同時に世界中で株価が大きく変動する理由は、株価はバブルではないかと考えている人が多いからでしょう。
日本の高くなった株価も政府や日銀によって操作された官制相場であることは間違いありません。 どこかで、歪められた市場が正常に戻ろうとします。もうそう長くは続かないでしょう。
中国の今回の株価の暴落が、実態経済をさらに下げて、不動産の下落につながれば、 これは、中国発の経済危機になる可能性が高くなります。
真実は、隠されています。
同時期に天津の工場の大爆発がありました。 一体何がどうじて爆発したのか?
何故?報道規制したのか? 不明の事が沢山あります。
毒で大量の魚が死んだり、付近の住民にも影響がでているとか?
ほんとうの事は闇の中です。
経済面でも、本当に中国はまだ成長軌道にあるのか? ほんとうは、すでにバブル崩壊局面にあるのではないか?
中国政府の言う事が真実とは思えません。
(日本も程度の差はありますが同じですが・・)
これから、秋に向けて世界の潮流が変わろうとしています。