takaです。前月に書いた記事の「移民を受け入れる未来が来るのか?(1)」の後で、
フランスでイスラム国によるテロが起き、トルコ戦闘機によるロシア爆撃機の撃墜事件が発生しています。
→ 前回記事はこちら
パリで起きたテロでは、劇場やカフェやサッカー場など多くの人が集まる場所が次々に襲撃され、銃の乱射や爆弾を使ったりという無差別殺戮による犠牲者は130人を超え、その惨劇が世界中に報道されました。
一方で、イスラム国の拠点とされるイラク、そしてシリアには、昨年から米軍主体の空爆が続いており、その回数は8千回を超えるといいます。 さらに今回のテロへの報復でイスラム国壊滅に向けて、フランス、ロシアなどにより、大規模な空爆が行われているようです。
イラクやシリアでは、連日のように空爆が続き、多くの民間人が命を落としているのに、その惨劇が報道されることはありません。
フランスのテロにより、欧米の緊張は高まり、ヨーロッパ各国の移民の受け入れもさらに難しい状況になっています。
さらに、空爆なや内戦の激化で国内がより危険になっている上に、トルコなどの周辺地域でも緊張が高まり、移民は逃げ場をなくしています。
日本も対岸の火事ではありませんが ・・・・
日本でもテロは、対岸の火事ではありませんが、今のところ大きな混乱は起こっていません。
しかし、 伊勢志摩サミットや東京オリンピックなど世界からも注目されるイベントなど、テロに対する備えは必要となりますね。
やがて、移民の受け入れを本気で決断すべき時がくるのか?
日本は、世界に先駆けて、高齢化や出生率の低下が大きな社会問題となってくるのは確定した事実です。
2015年の生産年齢人口7682万人は、25年後の2040年には5787万人へと、1895万人(25%)も減ってしまいます。
平均年率では、0.9%も減少するそうです。この生産年齢人口の減少は、確定した未来で避ける事はできないでしょう。
生産年齢人口の減少は、世界中で日本が最初に経験することになります。
日本に続き、ドイツ、イタリア、韓国、そして14億人の大国、中国が続く事になるそうです。
経済や国力の衰退を食い止めるため、労働力不足を解決するためには、
① 生産性を人口減のスピード以上に上げるか?
② 出生率を劇的に上げるか?
③ 移民を受け入れるか? のいずれかの選択を迫られます。
移民を受け入れる事で多くの問題に直面するでしょうが、国が衰退し経済が破たんするのも貧困や犯罪など大きな問題を発生させます。
近い将来、日本は、移民を受け入れる道を選択するのでしょうか?