2016年を迎え、年初から北朝鮮の核実験やサウジとイランの国交断絶、 中国の株価の急落、人民元安、そして、世界各国の株価の下落、原油と資源価格の下落など 明らかに昨年と異なる変化が起きています。
日本でも年初から日経平均が急落し、一時は3,000円近くも値下がりしていますし、近所ではガソリンの価格が100円を割っています。
中国で何が起きているのか?
数年前から中国の景気減速は言われてきましたが、今やいたるところで、問題が表面化してきている感があります。
中国で今何が起こっているのでしょうか?
本当に中国政府が発表しているように、中国の経済成長率は、7%も成長しているのでしょうか?
政府の発表が真実と思えない人が増えているのは確実でしょう。
中国企業の売上や利益が、今後さらに低くなったり、またはマイナスになっていくと予測する中国の投資家や富裕層が増え 手持ちの人民元を大量にドルに交換しているようです。その規模は、なんと月間10兆円と考えられないほど巨額のようです。
中国からマネーが逃げる「元売り/ドル買い」が月間10兆円規模で起こっている。
こんなに巨額な、元売りが続けば、人民元が大暴落してしまいます。
人民元の暴落を防ぐため、人民銀行が手持ちの外貨準備のドルを売って元を買い戻し、元の暴落をくい止めているそうです。
そして、中国株も元売りと同様に、大株主や富裕層が売り逃げしていて、年初の暴落になっているようです。
このような中国の変化もアメリカのFRBの利上げが原因のようです。 世界に流れ出ていた量的緩和のドルが、アメリカへの戻ろうとしています。
今、世界中が中国経済のクラッシュの可能性を感じています。
今後、中国で株価の下落に続いて、不動産の価格が下がるようなら本格的な経済危機が現実になる確率が高まります。
2016年は、変化の年になりそうですね。