takaです。先月コロナウィルスがもたらす危機にバブル経済は耐えられるのか?を書きましたが、状況はより深刻になり、「緊急事態宣言」「首都封鎖」という現実が近づいてきています。
10日ぐらい前まで、「オリンピックを予定通り完全な形で行う」と言う人達がいました。今となっては、笑えないジョークです。
ジョットコースターのような株式相場
3月の株式相場は、NYダウでは1日に1000ドル以上、日経平均でも1000円以上動くというかつて経験したことのない異常な乱高下を繰り返しています。
原油価格の暴落と債券の暴落
原油価格も1バーレルが60ドルぐらいだった価格が、30ドルを割り、そして22ドルにまで一時下げました。
この原油価格の急落が信用収縮を加速し、株式や債券も暴落させています。
不動産もやがて大きく下落する予兆
コロナのもたらす経済危機の影響を受け、不動産の証券であるREITも40%異常も暴落しています。
不動産の先行指標といえるREITが暴落していることは、やがて実態の不動産価格もいずれ暴落する事の予兆と思えます。
そして実体経済も
株式や債券の暴落とは別に、コロナの問題は実体経済を大きく傷つけています。
百貨店の2020年3月度の売上は、50~60%も減少しました。
世界の航空会社は90%も売上を下げ。丸紅も-1900憶円という信じられない減益の決算を発表しました。
製造業も世界で、そして日本でも停止する工場が激増しています。自動車生産台数も-50%という状況です。
世界中の中央銀行がマネー供給
日銀は、株式市場でETFの買いを倍に増して年間12兆円にし、国債を買い増す量的緩和や不動産REITにも買い出動をしています。
日銀に限らず、世界中の中央銀行がなりふりかまわずマネーを増発して金融崩壊を止めようとしています。
そしてこれから政府のかつてない規模の財政出動が予定されています。
現時点で自分の経験から言えるのは、日本のバブル崩壊やリーマンショックより、はるかに大きな大恐慌になると言うことです。
経験はありませんが、90年前の世界恐慌を超える恐慌になる可能性も高いと思えます。
これから3月決算を終え、各業界の決算結果が発表され実態が明らかになる頃には、実体経済の悪化が確認され株式市場がさらに暴落することが予想されます。