takaです。過去から積み上げてきた大きな問題がついに表面化し始めています。
世界中がインフレが進行する中で、日銀は、長期金利を、0.25%を上限に押さえる「指し値オペ(長期国債の高値買い)」を継続すると日銀の黒田総裁は発表しました。
発表の直後から円安が進み、円は、米ドル/円で一時131円に下落しました。
どちらの道も恐ろしい未来の選択に向かうかも?
日銀の目的は、1200兆円の、国債の金利を上げないことです。
金利を抑え込めば、海外との金利差(特に基軸通貨のドル)が広がり、円は価値を失っていきます。
日米の金利差は、日銀の金融抑圧のため、2.9%に広がっています。
お金は、金利の安い方から高い方に流れます。
これほどの金利差が発生すれば、円安にならないわけがない。
①金利を上げなければ、円が急速に円安が進み、円は価値を失い国力は落ちていきます。
②逆に金利を抑えれば、国債の価格が暴落を起こし、日銀や銀行に巨額な負債が発生し破綻に向かいます。
どちらの道も選べない選択肢を失った状態に日本は陥っています。
借金を1200兆にも積み増してしまった時点で、既に日本は終わっているのかもしれません。
現時点で、日銀は、②の金利を低く抑える道を選ばざるを得ない状況かと思われます。
既に、円を通貨として使う日本人は、3割も貧乏になっています。
日米の金利差が、1%に開いた2020年末から円安は進行し、金利差の拡大と共に、
1ドル=103円から、131円へと急速に円安に向かっています。
②の道を選んだ結果、既に3割も円の価値は棄損し、日本人は急速に貧乏になっています。国内にいるほとんどの日本人は実感していませんが・・
アメリカでは、8%台の高いインフレ率に対応し、市場の長期金利が2.9%に上がっています。
まもなく、危機は増幅され、問題は大きくなります。
まもなくアメリカは、22年5月には、FRBは0.5%の利上げをし、量的縮小(QT)も行いドルの回収が進みます。さらに、22年度のFRBの利上げはあと6回、予定されていて、年末には3.5%から4%になるとも予測されています。
さらに、日米の金利差が広がることは確実です。
円は、どこまで暴落するのでしょう?日本は、どこまで円安に耐えられるのでしょう?
過去から積み上げられ増幅した大きな問題に、日本は、そして日本人は、耐えられるのでしょうか?
みなさんはどう考えますか?