Takaです。参議院選は、物価の上昇への対策、賃金、日本の外交・安全保障政策が論点になっています。
過去2年は、国民の関心は、コロナ対策に集中していましたが、今は猛暑の方が心配される状況です。
そんな今、2022年の春から夏からコロナで特別融資を受けた企業の借金の返済時期が始まろうとしています。
コロナゼロゼロ融資の返済はできるのか?
コロナ融資を受けた中小企業の経営者を対象にPMGパートナーズが
「コロナゼロゼロ融資の返済」に関する調査を実施しました。
「返済に対する不安はありますか?」という質問に対し
『とても不安がある(32.6%)』『やや不安がある(42.0%)』『不安はない(25.4%)』という結果で
7割以上の方が、コロナゼロゼロ融資の返済に対して不安を抱えているのが実態のようです。
実際のところ、ゼロゼロ融資を受けた事業者の返済状況はどうなっているのでしょうか。
「現時点で融資返済の目処は立っていますか?」という質問に対し
『立っている(67.7%)』『立っていない(32.3%)』という結果のようです。
さらに『立っていない』と回答した方に、
「最終的にどのようにするつもりですか?」という質問に対し
『預金などを解約して返済(33.2%)』という回答が最も多く、次いで『他の金融機関から借金(31.7%)』『債務免除に期待している(21.9%)』『倒産や廃業(21.2%)』『分からない・考えていない(19.4%)』『親族などから借金(15.4%)』という状況のようです。
コロナが想定より長期化し、資金繰りや必要経費の捻出で精一杯で、返済に回せるほどの余裕がなく自転車操業を続ける経営者も多いのが実情のようです。
日本企業の無借金率は全国平均15.6%とコロナ前から減っています。中小企業の85%は借入がある状況です。
国の抱える借金も1400兆円とも言われています。今までのように中小企業や個人事業者を延命させる余裕はないと思われます。
そう遠くない未来に多くの中小企業、個人事業者が姿を消す未来が来るかもしれません。
みなさんは、どう考えますか?