こんにちは。tarouです。
皆さん、r>gの法則というのをご存じですか?
これはトマ・ピケティという人が21世紀の資本という本で書いている内容ですが、
資本主義社会においてr(資本収益率)はg(経済成長率)を上回るというお話です。
つまり、話を置き換えると、資本をもっているお金持ち(資本家)と経済活動をしている労働者を比較した場合、資本家の方が収益が高くなるということです。
要約するとお金持ちはよりお金持ちになり、労働者はそうでもないということ。貧富に差が拡大していく運命にあると言えます。
不思議な話にも聞こえますね。労働者の方が汗水たらして頑張っているのに、最初から持っているか持っていないかで運命が決まってしまうということです。インフレ下においては金利が上昇する(資産の価値自体は相対的に減るが)のでお金を持っていればいるほど金利の恩恵を得られます。日本は金利をあまり上げていないので実感しづらいかもですが、米国の長期金利は5%程度まで上がっているので、5000万円預け入れていれば250万円の金利が年利で貰えるということになります。僕は米ドルを何千万円程度持っているので毎日数千円の金利差が入ってきます。逆に投資もしないで日本の銀行に預け入れている人は、この2年間、年2%以上も上がっているのに賃金上昇率は2%も上がったか計算してみたほうがいいですね。
ただ、資本主義の良いところは、労働するのも資本家になるのも自由ということです。最初は大変かもしれませんが、資本を貯めて資本家になればいいのです。不安なら労働を続けていくのも自由です。貯金できないと言っている人は、浪費を抑えられない人だと僕は思っています。
資本家の定義として、検索してみると資本金を所有し、それを貸し付け、また、その資金を投下して、人を雇用、事業を経営などする人。と書いてありました。内訳としては経営者、ビジネスオーナー、投資家などがあげれると思います。しかし僕はこの令和の時代は労働にとらわれず、資本家というほどお金を持っていなくてもチャンスはそこいら辺に転がっていると思っています。なぜなら労働者も雇わず、資本をそれほど持ち合わせていなくても、やる気と地頭と、ちょっとの運さえあれば金の卵を産む鶏が見つかる可能性があるからです。あとは卵を産む量や質を増やすことに注力すべきですね。もちろん生活防衛費は持っておくことが前提ですが。
自分は働かずにお金に働いてもらうというのは子供のころ聞いて感動した言葉なのですが、経済活動に囚われ亡くなった人間はいったいどんなことをするのでしょうか?慈善活動?創作活動?啓蒙活動?奴隷に働かせて自分は働かないローマ人は芸術や思想を愛していたように思います。他人ではなくお金に働いてもらい楽がしたいものですね。