2010年 明けましておめでとうございます。
アバターを3Dで見てきたtakaです。
まさに次世代の映画という感じでした。
新春を向かえ、今後の経済状況を展望してみたいと思います
2010年、年初めなので、
今後の経済の見通しについて考えてみたいと思います。
2009年の今頃は、2009年の後半には、
経済が回復基調に向かうという論調が多かったように思います。
実際には、株価のみ上昇しましたが、
生産、雇用、消費については、とても回復とはいえない状況です。
それでは、2010年はどうなるのか?
展望してみたいと思います。
最初に2009年を振り返ると
2009年を振り返ると、2009年は、リーマンショックに始まる世界的な金融危機で、
債券・証券・デリバティブが500兆円も吹っ飛ぶ信用縮小がおこりました。
これに対し、各国の政府・中央銀行は、巨額な財政出動を行い
そして、金利をゼロ金利近くまで利下げして、国債を発行した借金で、通貨をばらまいた。
そして、この政府のお金が、再び金融投資につぎ込まれ、
そのため、実体経済は低迷しているにもかかわらず、2009年は、世界の株や商品先物は、上昇しています。
現在の実態経済は
現在、国内の工場は、稼働率が約80%、
生産と需要のギャップが、40兆円もあると言われています。
つまり、企業の多くは、在庫、設備、人員の過剰状態が続いています。
この需給ギャップ(40兆円)が、国内の失業を増やし、賃金を下げ、商品価格を下げています。
消費者物価が今、2%~3%下落するデフレ状態が続いています。
2010年は、
2%~3%のデフレ状態が続く中、
現在の日本にGDPで2~3%以上の成長力は、ありません。
つまり、当面日本経済は、縮小が続くと言うことです。
減る貯金と巨額に累積した政府の借金
政府と地方の抱える累積の負債が1000兆円以上あるとされているなか
2010年は、さらに最大の44兆円もの新規国債発行が予定されています。
そしてさらに、償還満期が来る借換債が約102兆円あると言われています。
合計すると150兆近い金額です。こんな巨額の債券を消化する事ができるのか?
そして現在問題になっているJALに続き、
デリバティブで大きな損を抱えている農林中金や地方銀行、生命保険会社、消費者金融などの
問題が表面化する事もありえます。
その損は、JALのように国民負担(国の借金)をさらに増やす事になります。
そして高齢化から、貯蓄率が減って、金融機関の国債の引き受け余力が減っています。
減る貯蓄に対し、政府赤字があまりに大きい。
2010年は、このリスクが表面化する年となるのは確実です。
日本が経済成長戦略を描けなければ、
日本が経済成長戦略を描けなければ、
国債の格下げや日本国債売り、円売りが起る可能性が増大する可能性が増します。
今、政府が行おうとしている世帯への給付金対策では、成長戦略には、繋がらないでしょう。
企業にとっても
企業にとっても訪れる新しい環境で、成長戦略を描けるか?
生産性や競争力を持つ商品やサービスを開発できるか?
今年の大きなテーマになりそうです。
環境変化が続くと思われますが、
環境変化は、挑戦者には新しいチャンスでもあります。
弊社も新しい成長の種を植え続けたいと思います。
2010年 初春