Googelが4月21日に、新たにモバイルフレンドリーアルゴリズムを世界同時に導入しました。
とても簡単に言うと、モバイルフレンドリーアルゴリズムとは、
「スマホ対応しているサイトの順位を優遇するしくみ」と言うようなものです。
今回のモバイルフレンドリーの件も含めて、このところ、Googleのスマホ対応へのペースが格段に上がっている気がします。Googleは、かなり本気ですね。
(現時点では、前評判ほど大きな順位変動は観測されていません。ほとんど変化ないという状況ですが・・)
アメリカのYahoo!もスマホ対応の資金の捻出のために、Yahoo! Japanの株を売るようです。
(既に負けが決まっている気もしますが・・ ^^;)
検索の世界もやがては、スマホが中心となる時代に突入しようとしている感じです。
さて今月は、前回に続き、スマートフォンのしくみについて書いてみたいと思います。
スマートフォンが持つ多様なネットワーク
携帯電話は、もともとは音声通話やメールのサービスを中心に普及しましたが、
日本では2000年以降、固定電話や携帯電話・PHSでの「音声通話」は減り続けていて 全般的に「電話による通話」そのものへの手控えが現在も進んでいます。
しかし、音声通話の比率が落ちて、データ通信が主流となった今でも、電話網での通信がスマホのネットワークの中心ですね。
(そのためか?アンテナが3本立っていないと何となく不安を感じますね。)
現在、進化を続けたスマホは、電話網の他に、「Wi-Fi」「Bluetooth」「GPS」など多彩なネットワークを持つようになりました。
幅広い通信の帯域を使って、電話網が届かないところでは、「Wi-Fi」を使ってアクセスポイントと接続したり、 車のナビやパソコンや家電と「Bluetooth」で接続したり、位置情報の取得にGPSと接続したりと多様なネットワークとの接続が当たり前になっています。
3つのアンテナで幅広い帯域に対応
最近のスマホには、3つのアンテナが組み込まれていて、
帯域や電波の強さに応じて最適な接続環境をセレクトしているそうです。
- 「電話の通信」では、700M~900Mと17G~2.6GHz 帯域のなかで複数の周波数
- 「Wi-Fi」では、2.4Ghz帯 5Ghz帯
- 「Bluetooth」では、2.4Ghz帯
- 「GPS」では、1.25Ghz 1.6Ghz帯
携帯が無い時代には、人に聞いたり、紙媒体を見たりしなければ、得られない情報を 今や携帯の持つ多彩なネットワークによって、簡単に手にする時代になりました。
過去の時代の人間から見れば、
現代の人類は、テレパシーや超能力を得たのと同じかもしれませんね。