2020年、東京オリンピックの頃に携帯の通信速度は、現在の60倍以上に高速化する計画があるようです。
現在日本では、3.9G~4GのLTEサービスが普及していて、その通信速度は、最大で毎秒150メガビット程度ですが、2020年ごろに第5世代(5G)の通信が実現すれば、通信速度は、最大で毎秒10ギガビットになるそうです。
現在は、DVD1枚分の画像(約38ギガビット)を4分ぐらいかかるそうですが、それが、約4秒で受信できるほど高速になるようです。
5Gを実現する技術 OMIMO(Multi-Input Multi-Output)
5Gを実現する技術の1つに、Multi-Input Multi-Outputの頭文字をとった「マイモ」という技術があるようです。 これは、数十~数百のアンテナを連動させて、電波を特定の方向にだけビーム上に飛ばす技術だそうです。
OMIMOの技術で、通信中の携帯にだけ、ダイレクトに強い電波を送ることができ高速通信が実現できるようです。
5Gの高速通信でどんな新しいことが実現できるのか?
5Gの高速通信インフラで、どんな新しいことが実現できるのでしょう? ICTの新しいソリューションを実現するためのインフラとしての性格が強い。
◆ 高速のモバイルブロードバンドによる高解像度の動画伝送に
◆ さまざまな機器がインターネットに接続するインターネットに接続するIoT(モノのインターネット)の基本インフラとして
さまざまな家電や機器がインターネットに接続する環境になった場合、1つひとつのデータ量は小さくても、全体では大量の通信量のインフラが必要になります。
◆ 車の自動運転や防災や医療などの高い信頼性で、なおかつ低遅延の通信サービスを支える通信インフラとして
・・・などなど多彩なシーンで利用が考えれれています。
これから、2020年・東京オリンピックの開催の年に向けて、新しい移動通信システムの商用化のいろいろなアイデアがでてくるのでしょう。
しかし、2020年の商用化を目指す5Gですが、現在はまだ正式に標準化作業が始まったわけではないそうです。
これから新しい未来の通信の仕様が正念場を迎える段階のようです。