最近、仮想通貨(ビットコインなど)の価格に急騰や暴落が良くニュースになっていますね。
最近も中国政府によるマイニング規制が発表され、仮想通貨の価格が暴落しています。
昨年も中国は、中国国内での取引所を閉鎖しビットコイン取引を禁止したり、資金調達禁止したり、仮想通貨を規制しました。これを受けて仮想通貨市場は一時大暴落しました。
仮想通貨(ビットコインなど)は、G20会議でも、国際規制が取り上げられるなど、この先どうなるのか?わかりにくい状況にありますね。
未来を変える「ブロックチェーン」の技術
さて、今回は、ビットコインなどの仮想通貨の根幹の技術である「ブロックチェーン」について考えみます。
『仮想通貨が盗まれた』とよく報道されますが
『仮想通貨が盗まれた』とよく報道されますが、ほとんどの場合、取引所のIDとパスワードがハッキングされ、不正ログインをされ、さらに不正に出金されてしまうパターンです。
仮想通貨の根幹の技術である「ブロックチェーン」が破られたり、帳簿を改ざんされたのではなく、取引所のセキュリティに問題があり仮想通貨を盗まれたという事です。
仮想通貨の根幹技術「ブロックチェーン」
仮想通貨の根幹技術とされる「ブロックチェーン」ですが、
サトシ・ナカモトとされる人物?がインターネット上に掲載した「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」という論文が「ブロックチェーン」概念の最初とされているようです。
日本人ぽい名前ですが、実在の人物なのか?組織なのか?どこにいるのか?不明のようです。
「ブロックチェーンの概念」
誰もがアクセスできるインターネットのオープンな回線上で、送金の確かさを確保するために、
ビットコインの送信履歴を1つのブロックチェーンにして、インターネットの上の、多数の分散サーバー(マイナー(発掘者))により相互に認証して、新たな送信履歴を書き込む仕組みによって、正しくマネーが送信されたと確認しあうというものです。
現在のシステムのように、中央集権型のネットワークで管理するのではなく、「ブロックチェーン」は、台帳を分散して持ち合い、取引データ(トランザクション)を分散して、みんなで管理し合う技術です。
※ 言葉だけで、表現したり理解するのは難しいですね。
信用を保証する「ブロックチェーン」これからの中核技術となるかも
実際の通貨も同じですが、通貨の実態は、相互の『信用』です。
『信用』が絶対に担保されるのであれば、金・銀・銅などの価値のある金属でなくても、紙でもデジタルデータでも良いのです。
誰にも改ざんされない、コピーされない技術があれば、ものすごい価値を生みます。
仮想通貨に限らず、「信用」の上になりたつシステムに多用途に使われる可能性がありますね。
現在のビットコインなどの仮想通貨が生き残れるのか?価格はどうなるのか?わかりませんが、『ブロックチェーン』の技術は、金融の分野でも使われ始めていますし、銀行や政府もデジタル通貨の研究を始めているようです。
インターネットのシステムのように、「ブロックチェーン」も、この先の未来で根幹となる技術になるかもしれませんね。
次回は、ブロックチェーンのマイニングで行われる計算の仕組みを考えてみたいと思います。