Takaです。アメリカの小売業のシンボルだったシアーズが、破産しました。
7年間も連続の赤字が続き、閉店や、資産処分などコストカットを存続してきましたが、ついに破たんしてしまいました。
2018年3月の米トイザラスがに続き、大手小売業が倒産が続いています。
シアーズと言えば
シアーズと言えば、戦後、日本の小売業がモデルにしたアメリカの小売業のシンボルともいえる企業です。
イトーヨーカ堂、イオン、ユニーや、倒産してしまったダイエー、マイカル、長崎屋などの日本のGMSは、シアーズをモデルにして誕生しています。日本のGMS・百貨店の目標だったシアーズの倒産は、日本の小売業界にも大きなインパクトがあると思います。
シアーズ倒産の要因は?
シアーズ倒産の要因としては、日本のGMSと同様に商品開発力が競争相手と比較して低い事だと思われます。
価格競争力がある買いたいと思う商品が開発できなかった事だと思われます。
日本でも多くの百貨店やGMSが、アメリカと同様に、倒産したり、閉店を続けたりしてます。生き残ったユニー、イトーヨーカ堂、イオンの未来は、どうなるのでしょうか?
トイザラスとシアーズの共通点
トイザラスとシアーズの衰退の共通点として、アマゾンに代表されるネットショップに顧客や売上を奪われた事があると思われます。
シアーズ、トイザラスの販売する商品は、オリジナル商品や食品と言ったネット販売と競合しにくい商品群が少なく、ネットショップで扱いやすいカテゴリーの商品やナショナルブランドを多く販売しており、ネットショップと完全に競合しています。
アメリカで先行する実店舗の閉店と破産
トイザラスとシアーズはシンボリックなニュースですが、アマゾンなどの仮想店舗の売上比率が高くなったアメリカでは、大手・中小に関係なく多くの実店舗が閉店や破産に追い込まれているそうです。
今後、数年で、店舗面積の10%、総面積では、3300万坪が無くなると予想されているそうです。
ネットとの競争が激しいアメリカでは、日本より早く、いつまで続くか分からない小売業の閉店時代を迎えているようです。
今のアメリカの実店舗の衰退は、やがて日本でも時間差こそあれ起こる現実と思われます。