takaです。かつて日本の通信速度は、世界でもTOPクラスと言われていました。
今でも世界でも通信環境は優れていると思っていましたが、実は確実に世界から遅れを取りつつある危険な状況のようです。
日本の通信環境が悪化している事実
日本経済新聞によると、各国の光回線など高速固定通信の速度を比較すると、経済協力開発機構(OECD)加盟36カ国中、日本は2015年の7位から18年は23位に転落してしまったそうです。
- 日本の通信速度は、最高38.0Mbs/平均29.1Mbpsで
- 東京の通信速度は、最高40.3Mbps/平均27.7Mbps、最低22.1Mbpsだそうです。
日本では、大容量の動画の閲覧が増え、通信設備の増強が追いつかず、夜は東南アジア主要国より遅い状況になっているようです。
最高速度の上位5カ国は、以下のとおりです。
- 韓国:最高55.7Mbps/平均47.1Mbps
- スイス:最高55.5Mbps/平均35.7Mbps
- オランダ:最高54.9Mbps/平均43.1Mbps
- シンガポール:最高:54.7Mbps/平均45.4Mbps
- ノルウェー:最高:53.5Mbps/平均44.1Mbps
次世代通信規格「5G」の開発競争でも、アメリカや中国に比較して周回遅れとも言われていて、世界の中で通信環境の産業競争力が急速に落ちているようです。
モバイル通信専門の調査会社Opensignalのレポートによると
モバイル通信専門の調査会社Opensignalが、世界77の国・地域の4G(LTE)通信速度の傾向を分析したレポートによると
現在の4G回線の通信速度は、時間帯によって大きな開きがあることが指摘され、一般に夜間の通信速度が遅くなる傾向があるようです。
日本だけはお昼に通信環境が悪くなる
日本は、夜間の通信速度も遅いが、調査対象のうち唯一日本は、お昼12時以降に通信速度が極端に遅くなるそうです。
これは、お昼休みに一斉にスマホなどで一斉に動画を閲覧する習慣が要因のようです。
言われてみれば、弊社の社員も昼休みに、みんな動画を閲覧しています。
昔は、昼休みはみんな笑っていい友などのテレ番組をみていましたが・・・
通信環境は、人口密度やスマトフォンの普及率や通信の利用形態にもよるので、一概に比較が難しいですが、確実に通信技術や環境の面で国際競争力が落ちてきているのは事実と思います。