結膜炎と花粉症に苦しめられているtakaです。
今回は、短期記憶と長期記憶について書きたいと思います。
「短期記憶と長期記憶のしくみ」
つい5分前に言った事や議論した事を忘れてしまう人がいます。
私も人の名前や数字を記憶するのは不得意です。
でも、くだらない過去の事を覚えていたり、忘れたい事が逆に記憶に残り続けたりします。。
思い出せる事は、どんなに前のものであっても思い出せるのに、
思い出せない事は、数秒前のものでも、思い出せないと事がよくあります。
調べてみると、これは人間の記憶のしくみが「短期記憶→長期記憶」というプロセスを持つ事が原因のようです。
短期記憶は、脳が瞬時に理解し一時的に記憶しておくメモリーで
数秒から最大で1、2週間くらいしか、記憶しておくことはできない領域だそうです。
長期記憶は、短期記憶で得られた記憶を、学習や体験によって繰り返すことで、長期間保持されるメモリーだそうです。
長期記憶は、忘却しない限り長期に、場合によっては、死ぬまで保持されるようです。
記憶の保存場所は1ヵ所だけではなく
感覚情報ごとに、それぞれの場所に振り分けて保存されているようです。
だから記憶した際の感情や体感が記憶と密接に関係を持つようです。
コンピュータと同じ
人間の記憶のしくみもコンピュータと同じように短期記憶(メモリ)と長期記憶(ディスク記憶)と同じようプロセスを持つようです。
むしろ逆にコンピュータの開発者が人間の記憶をまねてコンピュータを設計したのでしょうか??
長期記憶に残すしくみ
難しい理論や公式や漢字、外国語などは、短期記憶には入っても、ほとんどの人が記憶から消えると思います。
学生の時にテスト前に一生懸命勉強した事などは、テストの時に回答できても
その後テストが終わると身についていない事がたくさんあります。
これは、たぶん短期記憶にとどまっただけで、長期記憶に書かれないからでしょう。
短期記憶に置かれた情報のうち、脳が覚えておくに値すると判断した情報のみが、長期記憶にふたたび移動されるようです。
つまり、短期記憶に入った情報は、そのままにしておくと自然に消滅するらしい。
と言うことは、
短期記憶に入った情報を、長期記憶に移すためには
短期記憶の時かその後に、何らかの意味付けが必要となるようです。
短期記憶に入ったものを、長期記憶に入れるためには、刺激が必要なようです。
記憶の際の体感や感情、実体験、反復による学習などがその刺激になるようです。
検索エンジンも刺激を評価するのかも
仕事がら検索エンジンへの取り組みをしていると
人間の脳の記憶や検索のしくみが検索エンジンのふるまいに近いと感じる事があります。
ホームページを制作して、それが検索エンジンにキャッシュ(記憶)されるだけでは
なかなか有益な結果に結び付きません。
人間が短期記憶から長期記憶への切り替えに刺激が必要なように
検索エンジンにキャッシュされたページを有益にするためには、やはり刺激が必要です。
それは、サイト内の他のページとの関連であったり、外部のサイトからの繋がり(リンク)だったり
繰り返し多くの人から閲覧されること(インプレッション)だったりします。
この刺激の継続が、SEO対策なのかもしれませんね。