最近、テレビで、Google 音声検索のCMをやっていますが、だんだん検索する言葉が日常会話に近くなってきている気がします。実際に使ってみても、かなり実用に近づいているように思います。
Google 音声検索って?
Google 音声検索は、電話に向かって話すだけで Google 検索ができる機能です。
Android 4.1以上、iOS 6.0以上のスマートフォンやタブレットに対応していて、 パソコンでも「Google Chrome」ブラウザを使えば利用できます。
アプリを起動して、「お話しください」と表示されたら、キーワードをマイクに向かって話す事で検索します。
面倒なキーボード入力は必要ないのでありません。タップと音声だけでGoogle検索できます。 (人前では恥かしいけど・・)
写真や動画、店の名前、住所、乗換案内など、いろいろな情報を、話しかけるだけで、すぐに見ることができるのでとても便利な機能です。
「話し言葉での検索」 は、検索のスタイルを変える大きな変化かも?
「話し言葉での検索」というのは、検索の歴史の中でもとても大きな変化と思えます。
例えば、場所についての検索では、「○○に行きたい」と言うと、現在地からの経路検索に誘導したり 店舗名や観光スポット名、あるいは「○○はどこ?」と話しかけることで、その場所の地図を表示したりします。
まだ、話した言葉が正確に理解されなかったり、検索結果が適切でなかったりする場合も多いですが・・
今はまだ、キーワードによる検索が一般的かと思いますが、 スマホの普及や利用方法の変化に伴い、確実に「話し言葉での検索」 のシェアーが増えていくと思われます。
キーワード検索と音声検索の違い
パソコンなどのキーワード検索では スカイツリーの近くの眺めの良いレストランで食事をしたいと思ったら
路線検索のソフトで電車の時刻表を調べたり、「スカイツリー 地図」「スカイツリー レストラン 夜景」「スカイツリー レストラン イタリアン」など 複数キーワードによる検索を何度か繰り返して、地図やレストランや食事の情報を調べたりします。
音声検索の未来は・・?
例えば、「スカイツリーの近くのレストランで夜景を見たい」とか 「スカイツリーの近くの夜景の見えるレストランへ行く」・・とかで検索して 電車の経路や地図、レストランの情報などが、今までより簡単に適切に情報が得られるような未来が 音声検索によって近づいてきているのかもしれません。
音声検索で変わるSEO対策
将来の検索の未来を開くかもしれない音声検索ですが 、
現時点では、話した言葉が正確に理解されなかったり、検索結果が適切でなかったりする場合も多いなど問題もありますが、確実に「音声検索」のアルゴリズムの導入が進んでいるのも事実かと思います。
「話言葉での検索」で、検索キーワードが変わることだけでも、検索結果に大きな変化をもたらすのは必然ですし、「音声検索」の導入により「キーワード検索」のアルゴリズムにも変化が生じていると思います。
キーワード検索と音声検索が混在する中で、ホームページを制作する上で注意が必要なのは 言葉の適切な使い方です。
キーワード検索では、検索キーワードにあまり使わななった言葉が今後は重要な意味を持つようになると思われます。
一例をあげれば、
音声検索では、「○○へ行く」「○○から」など、From To や位置や経路を意味する言葉などは、非常に重要な意味を持ちます。
安易にホームページのTitleなどに、これらの言葉を持ち込むと、異なった意味に解釈される事もあります。 これによって、検索順位が下落したりする事もあります。
今までも言葉や文書表現は重要でしたが、 今後は、「音声検索」も念頭においた適切なTitleや文書表現や言葉の選択が、検索結果にも影響をあたえる要件になりそうですね。